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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アズーム、Aiロボ、ラクス (13日大引け後 発表分)

アズーム <日足> 「株探」多機能チャートより

 11月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アズーム <3496> [東証G]  ★今期経常は36%増で6期連続最高益、15円増配へ
 ◆24年9月期の連結経常利益は前の期比42.8%増の18.2億円に伸びて着地。続く25年9月期も前期比36.3%増の24.9億円に拡大し6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も前期に続き主力の駐車場サブリースサービスが大きく伸びることが寄与する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比15円増の40円に大幅増配する方針を示した。

 アズパートナーズ <160A> [東証S]  ★上期経常は2.2倍増益・通期計画を超過
 ◆25年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の13.2億円に急拡大して着地。不動産事業で大型介護付き老人ホームを売却したことが利益拡大に貢献した。老人ホームの運営など介護サービスを手掛けるシニア事業が伸びたことも寄与した。
  通期計画の12.2億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
  同時に、介護付き老人ホームの管理費や入居一時金を割引する株主優待制度を導入すると発表した。

 Aiロボ <247A> [東証G]  ★上期経常は52%増益で着地
 ◆25年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比52.4%増の11.6億円に拡大して着地。主力のスキンケアブランド「Yunth」、美容家電ブランド「Brighte」の販売がともに好調で、89.8%の大幅増収を達成した。
  通期計画の17億円に対する進捗率は68.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 サンマルク <3395> [東証P]  ★上期経常は85%増益で上振れ着地
 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比85.4%増の19.8億円に拡大し、従来予想の13億円を上回って着地。コロナ禍の収束に伴う来客者数の増加が想定を上回ったことに加え、業態のブラッシュアップや店舗運営効率の改善をはじめとする既存店売上高の回復に向けた取り組みが奏功した。固定費負担の減少や適切なコストコントロールの実施なども上振れにつながった。

 ラクス <3923> [東証P]  ★今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も0.2円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→94.1億円に4.5%上方修正。増益率が60.4%増→67.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。「楽楽精算」「楽楽明細」を展開する主力のクラウド事業、IT人材事業ともに堅調に推移していることが要因。費用対効果を重視し、支出の精査を進めることも上振れにつながる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の3.9円→4.1円(前期は2.35円)に増額修正した。

 大倉工 <4221> [東証P]  ★今期配当を45円増額修正
 ◆24年12月期の年間配当を従来計画の110円→155円(前期は110円)に大幅増額修正した。年間配当利回りは5.59%に上昇。配当方針を変更し、DOE(株主資本配当率)を新たな指標として導入。DOE3.0%以上かつ配当性向30%以上の継続を目指す。
  同時に発表した1-9月期(第3四半期累計)の連結経常利益は前年同期比15.4%減の34.7億円だった。

 スマートD <5137> [東証G]  ★今期経常は68%増で2期連続最高益更新へ
 ◆24年9月期の連結経常損益は1億7100万円の黒字(前の期は2600万円の赤字)に浮上して着地。続く25年9月期の同利益は前期比68.4%増の2億8800万円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はリカーリング売上高の積み上がりや受注済み時期ずれ案件の影響のほか、新規受注による契約社数の増加、新規サービス事業化による顧客単価の上昇を想定し、41.7%の大幅増収を見込む。

 日伸銅 <5753> [東証S]  ★今期経常を13%上方修正
 ◆25年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比96.5%増の7.9億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の9.6億円→10.8億円に12.5%上方修正し、増益率が19.9%増→34.8%増に拡大する見通しとなった。主要原材料である銅の相場価格が計画より高水準だったことに加え、原料相場差益が発生したことなどを反映した。

 ニレコ <6863> [東証S]  ★今期経常を9%上方修正、配当も7円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→14.7億円に8.9%上方修正。減益率が8.2%減→横ばいに縮小する見通しとなった。収益改善策を進めたことや原価率が想定を下回ったことが上振れの要因となる。
  併せて、年間配当を従来計画の57円→64円(前期は62円)に増額修正した。

 Kラーニング <7353> [東証G]  ★今期経常を一転43%増益に上方修正・4期ぶり最高益更新へ
 ◆24年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の1.4億円→2億円に42.9%上方修正。従来の減益予想から一転して42.9%増益を見込み、一気に4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。スタディング事業が能登半島地震などの影響による販売減から想定よりも早いペースで回復していることに加え、法人向け教育事業が高成長を継続していることを織り込んだ。

 和心 <9271> [東証G]  ★今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比17倍の3億0200万円に急拡大して着地。インバウンド(訪日外国人客)の増加を追い風に、和装小物店の来店客数が大きく伸びたことが寄与。店舗関連費用の削減を進めたことも利益拡大に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の2億6500万円→3億8000万円に43.4%上方修正。増益率が24倍→35倍に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 インフォR <9338> [東証G]  ★1-9月期(3Q累計)経常が2.8倍増益で着地
 ◆24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の10.5億円に急拡大して着地。モバイルバッテリーシェアリングへのニーズが高まる中、充電スタンドの利用者やレンタル数が増加したほか、オーストラリアEzycharge社の連結効果や国内の料金改定なども収益を押し上げた。

 東映 <9605> [東証P]  ★今期経常を25%上方修正
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の277億円→347億円に25.3%上方修正。減益率が21.6%減→1.7%減に縮小する見通しとなった。アニメ関連で国内外の配信権販売・版権事業が想定以上に好調に推移していることが要因。

 グルメ杵屋 <9850> [東証P]  ★今期経常を95%上方修正
 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は5.7億円の黒字(前年同期は3.2億円の赤字)に浮上して着地した。人流増加やインバウンド需要の拡大を追い風に、レストラン事業の既存店売上高が増加したほか、国際線の航空需要が回復し、機内食事業で搭載食数が伸びたことも黒字転換に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→11.8億円に95.2%上方修正。増益率が61.1%増→3.1倍に拡大する見通しとなった。

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