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日経平均は4日続伸、一時40000円台回復もアジア株安などが嫌気か/相場概況


14日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は201.36ドル高の43065.22ドル、ナスダックは159.75ポイント高の18502.69で取引を終了した。小幅利下げ観測を受けた売りと、中国政府による追加財政策を背景とした需要回復期待を受けた買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。その後、主要企業決算への期待が後押しし、相場は上昇した。さらに、半導体エヌビディアの上昇がナスダックを押し上げ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新した。

米国株高や為替の円安を材料に、三連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は7月19日以来の40000円台を回復してスタート。エヌビディア上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが日経平均を押し上げた。ただ、後場入り後は、軟調なアジア株の動向が嫌気されたほか、40000円台回復などで達成感も意識されて上げ幅を縮小。日経平均は40000円台を割り込んで取引を終えた。

大引けの日経平均は前営業日比304.75円高(+0.77%)の39910.55円となった。東証プライム市場の売買高は18億5726万株。売買代金は4兆4380億円。業種別では、銀行業、保険業、電気機器、情報・通信業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は73.1%、対して値下がり銘柄は23.4%となっている。

日経平均採用銘柄では、米ハイテク株上昇を受けて、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンのほか、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の上昇が目立つ。また、米銀行株の上昇を受けて、コンコルディアFG<7186>、しずおかFG<5831>、りそなHD<8308>、ふくおかFG<8354>など銀行株も買われた。このほか、中外製薬<4519>、荏原製作所<6361>、太陽誘電<6976>などが上昇。

一方、原油価格の下落を受けて、ENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>、出光興産<5019>など原油関連の下げが目立ったほか、指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が後場一段安。このほか、日本製鉄<5401>、良品計画<7453>、東レ<3402>、フジクラ<5803>、ダイキン工業<6367>なども下落した。
《FA》

 提供:フィスコ

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