話題株ピックアップ【夕刊】(2):ベイカレント、プレミアG、アドテスト
■ベイカレント <6532> 5,561円 +284 円 (+5.4%) 本日終値
ベイカレント<6532>が続伸。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を5000円から6000円に引き上げた。同社は企業経営戦略やIT分野に強みを持つ国内最大級の総合コンサルティング会社。第2四半期(3~8月)の営業利益は前年同期比17.0%増の181億2900万円だった。デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AIなどに関連する企業からの旺盛なコンサルティング需要が収益を押し上げている。第3四半期以降は営業増益率が高まる見通しにあることが同社株の評価を高めると指摘。25年2月期の同利益は前期比20.1%増の411億円が期待できるとみている。
■近鉄百貨店 <8244> 2,110円 +105 円 (+5.2%) 本日終値
11日に決算を発表。「上期経常は30%増益で着地、今期配当を10円増額修正」が好感された。
近鉄百貨店 <8244> [東証S] が10月11日大引け後(15:00)に決算を発表。25年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比30.3%増の18.2億円に拡大し、通期計画の54億円に対する進捗率は5年平均の30.5%を上回る33.7%に達した。同時に、期末一括配当を従来計画の10円→20円(前期は10円)に大幅増額修正した。
⇒⇒近鉄百貨店の詳しい業績推移表を見る
■プレミアグループ <7199> 2,233円 +88 円 (+4.1%) 本日終値
プレミアグループ<7199>が大幅反発。午前10時ごろ、子会社プレミアのクレジット債権残高が、24年9月末時点で7000億円を突破したと発表しており、好材料視された。プレミアはオートクレジットやオートリースを中心にさまざまなシーンで利用できるファイナンスサービスを提供している。提供サービスの拡充による利便性の強化や購入者の安心感を重視した戦略が奏功し、自動車販売店及び自動車整備工場のネットワークが拡大し、また稼働率が向上したことが、今回のクレジット債権残高7000億円突破に至ったとしている。
■アドバンテスト <6857> 8,061円 +263 円 (+3.4%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が最高値街道をまい進、修正後株価で初の8000円台乗せを果たしたほか、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が軒並み上昇、日経平均を大きく押し上げる格好となっている。ここ米国ではエヌビディア<NVDA>を筆頭に半導体関連株への見直しが進み、前日はフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9月下旬につけた戻り高値を払拭し、高値圏で引けるなどなお上値指向を強めている。東京市場でもエヌビディア関連の最右翼に位置付けられるアドテストをはじめ、半導体関連株への物色人気を誘発している。生成AI市場の拡大を背景にAIサーバー用などデータセンター向け半導体需要は今後も拡大が続くとの見方が再び優勢となっており、東京市場でも改めて追い風が吹いている。
■澁澤倉庫 <9304> 3,130円 +90 円 (+3.0%) 本日終値
澁澤倉庫<9304>が3日ぶりに反発。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、純利益を41億円から45億円(前期比20.7%増)へ上方修正し、あわせて年間配当予想を中間・期末各55円の年110円から中間・期末各60円の年120円(前期100円)へ引き上げたことが好感された。倉庫及び陸上運送などの各業務で、貨物の取り扱いが概ね計画どおりに推移していることに加えて、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い投資有価証券売却益7億4300万円を追加計上することが要因としている。なお、売上高780億円(同6.2%増)、営業利益47億円(同10.0%増)は従来見通しを据え置いている。
■応用地質 <9755> 2,700円 +60 円 (+2.3%) 本日終値
応用地質<9755>は5日ぶりに反発。この日午前中、グループ会社のOXが、インフラ点検AIサービス「OXプラットフォーム」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「OXプラットフォーム」は、コンクリート構造物をはじめとする社会インフラ設備の点検業務をAIで効率化するプラットフォーム。AIによるひび割れ検出モデルや多様な解析モジュールを組み合わせることで、点検業務に特化したAIアプリケーションを簡単に構築できるのが特徴で、従来の目視点検やCAD作業の多くをAIで自動化し、作業効率や点検業務の生産性向上が可能になるという。
■セガサミー <6460> 3,038円 +59.5 円 (+2.0%) 本日終値
セガサミーホールディングス<6460>が4日ぶりに反発。11日の取引終了後、傘下のアトラスが同日付で全世界同時発売したゲーム「メタファー:リファンタジオ」の全世界累計販売本数(パッケージ版出荷数及びダウンロード版販売数)が、発売初日時点で100万本を突破したと発表しており、好材料視された。「メタファー:リファンタジオ」は、「ペルソナ3」「ペルソナ4」「ペルソナ5」を手掛けたクリエイターによる完全新作ファンタジーRPG。魔法が存在し、異形の怪物「ニンゲン」の脅威にさらされた世界を舞台に、幼なじみの王子にかけられた死の呪いを解く使命を受けた主人公が、王国の次期王を決める選挙に参加し、仲間と共に広大な世界に旅立つストーリーで、アクションとターン性コマンドバトルが融合した「ファスト&スクワッド」システムによる戦闘が楽しめることなどが特徴としている。
■IGポート <3791> 1,744円 -144 円 (-7.6%) 本日終値
IGポート<3791>は大幅安で3日続落。前週末11日取引終了後に6~8月期連結決算を発表。純利益が前年同期比31.4%減の2億3100万円で着地しており、これが売り材料視された。売上高は同79.6%増の44億7900万円、営業利益は同34.9%増の4億4400万円だった。版権事業で一部作品のライセンス収入の一括計上があり、これが全体を牽引した。純利益については前年同期に営業外収益として投資事業組合運用益を計上した反動や税費用の増加が響いた。
■大阪有機化学工業 <4187> 3,100円 -175 円 (-5.3%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
11日に決算を発表。「12-8月期(3Q累計)経常が7%減益で着地・6-8月期も12%減益」が嫌気された。
大阪有機化学工業 <4187> [東証P] が10月11日大引け後(15:10)に決算を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常利益は前年同期比7.0%減の30.6億円に減り、通期計画の44億円に対する進捗率は69.7%にとどまり、5年平均の76.2%も下回った。
⇒⇒大阪有機化学工業の詳しい業績推移表を見る
■タイミー <215A> 1,175円 -60 円 (-4.9%) 本日終値
タイミー<215A>が急反落。同社はスキマバイトサービス「タイミー」の運営を手掛ける。朝日新聞電子版が14日、スキマバイトとしてスマートフォンのアプリで働き手と雇い主をマッチングするスポットワークに関し、「アプリ事業者が働き手の利用を無期限に停止したことに対して、厚生労働省が指導していたことがわかった」と報じた。無断欠勤をすると無期限でアプリが利用できなくなる仕組みで、職業安定法に違反するのだという。主要運営事業者の1社であるタイミーに対しては、報道をネガティブ視した売りが優勢となったようだ。タイミーは同日、ホームページ上で報道に対してコメントを開示。「昨年、厚生労働省との協議を経て、サービス利用停止期間を『無期限』から『一定期間』に変更している」としたうえで、今後も関係機関と協議をしながら、安心して利用してもらえるサービスを提供していくと表明した。
株探ニュース
ベイカレント<6532>が続伸。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を5000円から6000円に引き上げた。同社は企業経営戦略やIT分野に強みを持つ国内最大級の総合コンサルティング会社。第2四半期(3~8月)の営業利益は前年同期比17.0%増の181億2900万円だった。デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AIなどに関連する企業からの旺盛なコンサルティング需要が収益を押し上げている。第3四半期以降は営業増益率が高まる見通しにあることが同社株の評価を高めると指摘。25年2月期の同利益は前期比20.1%増の411億円が期待できるとみている。
■近鉄百貨店 <8244> 2,110円 +105 円 (+5.2%) 本日終値
11日に決算を発表。「上期経常は30%増益で着地、今期配当を10円増額修正」が好感された。
近鉄百貨店 <8244> [東証S] が10月11日大引け後(15:00)に決算を発表。25年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比30.3%増の18.2億円に拡大し、通期計画の54億円に対する進捗率は5年平均の30.5%を上回る33.7%に達した。同時に、期末一括配当を従来計画の10円→20円(前期は10円)に大幅増額修正した。
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■プレミアグループ <7199> 2,233円 +88 円 (+4.1%) 本日終値
プレミアグループ<7199>が大幅反発。午前10時ごろ、子会社プレミアのクレジット債権残高が、24年9月末時点で7000億円を突破したと発表しており、好材料視された。プレミアはオートクレジットやオートリースを中心にさまざまなシーンで利用できるファイナンスサービスを提供している。提供サービスの拡充による利便性の強化や購入者の安心感を重視した戦略が奏功し、自動車販売店及び自動車整備工場のネットワークが拡大し、また稼働率が向上したことが、今回のクレジット債権残高7000億円突破に至ったとしている。
■アドバンテスト <6857> 8,061円 +263 円 (+3.4%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が最高値街道をまい進、修正後株価で初の8000円台乗せを果たしたほか、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が軒並み上昇、日経平均を大きく押し上げる格好となっている。ここ米国ではエヌビディア<NVDA>を筆頭に半導体関連株への見直しが進み、前日はフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9月下旬につけた戻り高値を払拭し、高値圏で引けるなどなお上値指向を強めている。東京市場でもエヌビディア関連の最右翼に位置付けられるアドテストをはじめ、半導体関連株への物色人気を誘発している。生成AI市場の拡大を背景にAIサーバー用などデータセンター向け半導体需要は今後も拡大が続くとの見方が再び優勢となっており、東京市場でも改めて追い風が吹いている。
■澁澤倉庫 <9304> 3,130円 +90 円 (+3.0%) 本日終値
澁澤倉庫<9304>が3日ぶりに反発。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、純利益を41億円から45億円(前期比20.7%増)へ上方修正し、あわせて年間配当予想を中間・期末各55円の年110円から中間・期末各60円の年120円(前期100円)へ引き上げたことが好感された。倉庫及び陸上運送などの各業務で、貨物の取り扱いが概ね計画どおりに推移していることに加えて、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い投資有価証券売却益7億4300万円を追加計上することが要因としている。なお、売上高780億円(同6.2%増)、営業利益47億円(同10.0%増)は従来見通しを据え置いている。
■応用地質 <9755> 2,700円 +60 円 (+2.3%) 本日終値
応用地質<9755>は5日ぶりに反発。この日午前中、グループ会社のOXが、インフラ点検AIサービス「OXプラットフォーム」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「OXプラットフォーム」は、コンクリート構造物をはじめとする社会インフラ設備の点検業務をAIで効率化するプラットフォーム。AIによるひび割れ検出モデルや多様な解析モジュールを組み合わせることで、点検業務に特化したAIアプリケーションを簡単に構築できるのが特徴で、従来の目視点検やCAD作業の多くをAIで自動化し、作業効率や点検業務の生産性向上が可能になるという。
■セガサミー <6460> 3,038円 +59.5 円 (+2.0%) 本日終値
セガサミーホールディングス<6460>が4日ぶりに反発。11日の取引終了後、傘下のアトラスが同日付で全世界同時発売したゲーム「メタファー:リファンタジオ」の全世界累計販売本数(パッケージ版出荷数及びダウンロード版販売数)が、発売初日時点で100万本を突破したと発表しており、好材料視された。「メタファー:リファンタジオ」は、「ペルソナ3」「ペルソナ4」「ペルソナ5」を手掛けたクリエイターによる完全新作ファンタジーRPG。魔法が存在し、異形の怪物「ニンゲン」の脅威にさらされた世界を舞台に、幼なじみの王子にかけられた死の呪いを解く使命を受けた主人公が、王国の次期王を決める選挙に参加し、仲間と共に広大な世界に旅立つストーリーで、アクションとターン性コマンドバトルが融合した「ファスト&スクワッド」システムによる戦闘が楽しめることなどが特徴としている。
■IGポート <3791> 1,744円 -144 円 (-7.6%) 本日終値
IGポート<3791>は大幅安で3日続落。前週末11日取引終了後に6~8月期連結決算を発表。純利益が前年同期比31.4%減の2億3100万円で着地しており、これが売り材料視された。売上高は同79.6%増の44億7900万円、営業利益は同34.9%増の4億4400万円だった。版権事業で一部作品のライセンス収入の一括計上があり、これが全体を牽引した。純利益については前年同期に営業外収益として投資事業組合運用益を計上した反動や税費用の増加が響いた。
■大阪有機化学工業 <4187> 3,100円 -175 円 (-5.3%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
11日に決算を発表。「12-8月期(3Q累計)経常が7%減益で着地・6-8月期も12%減益」が嫌気された。
大阪有機化学工業 <4187> [東証P] が10月11日大引け後(15:10)に決算を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常利益は前年同期比7.0%減の30.6億円に減り、通期計画の44億円に対する進捗率は69.7%にとどまり、5年平均の76.2%も下回った。
⇒⇒大阪有機化学工業の詳しい業績推移表を見る
■タイミー <215A> 1,175円 -60 円 (-4.9%) 本日終値
タイミー<215A>が急反落。同社はスキマバイトサービス「タイミー」の運営を手掛ける。朝日新聞電子版が14日、スキマバイトとしてスマートフォンのアプリで働き手と雇い主をマッチングするスポットワークに関し、「アプリ事業者が働き手の利用を無期限に停止したことに対して、厚生労働省が指導していたことがわかった」と報じた。無断欠勤をすると無期限でアプリが利用できなくなる仕組みで、職業安定法に違反するのだという。主要運営事業者の1社であるタイミーに対しては、報道をネガティブ視した売りが優勢となったようだ。タイミーは同日、ホームページ上で報道に対してコメントを開示。「昨年、厚生労働省との協議を経て、サービス利用停止期間を『無期限』から『一定期間』に変更している」としたうえで、今後も関係機関と協議をしながら、安心して利用してもらえるサービスを提供していくと表明した。
株探ニュース