NY外為:ドル下げ止まる、金利が再び上昇に転じる、FRB高官はインフレ鈍化傾向維持との見解
NY外為市場でドルは下げ止まった。米長期金利が再び上昇に転じた。米消費者物価指数(CPI)は予想外に加速したが、グールズビー米シカゴ連銀総裁やバーキン米リッチモンド連銀総裁はインフレが全般的には鈍化傾向を維持しているとの見方を変えていない。一方で、失業保険申請件数の増加で、11月の0.25%利下げ観測が強まった。議事録で、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げの決定が拮抗したことが明らかになったが、グールズビー総裁は今後も判断が難しく拮抗した会合が続く可能性を示唆。
米10年債利回りは4.04%まで低下後、4.10%まで上昇した。ドル・円は148円30銭まで下落後は、下げ止まり148円70銭まで反発。ユーロ・ドルは1.0915ドルと安値圏で推移。ポンド・ドルは1.3094ドルまで上昇後、1.3025ドルまで下落し、1カ月ぶり安値を更新した。
《KY》
提供:フィスコ