話題株ピックアップ【夕刊】(1):イオンディラ、セブン&アイ、アドテスト
■イオンディライト <9787> 4,285円 +265 円 (+6.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
イオンディライト<9787>は大幅続伸。8日の取引終了後に発表した25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比3.4%増の1669億8400万円、経常利益が同4.7%増の77億5100万円だった。直近3カ月間の6~8月期の経常利益は12%増と2ケタの伸びとなっている。会社側は上期について計画線に沿って推移したとの見方を示しているほか、新たな中期3カ年内経営計画を公表。成長投資とともにビジネスモデルの変革を進めることで27年2月期の売上高を4000億円(25年2月期見通しは3400億円)、営業利益を170億円(同160億円)に伸ばす目標を掲げた。3カ年内に配当性向は50%を視野に入れる方針も示しており、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。
■セブン&アイ <3382> 2,335円 +105 円 (+4.7%) 本日終値
セブン&アイ・ホールディングス<3382>は急動意。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールがセブン&アイに対し、7兆円にのぼる新たな買収提案を行ったことがこの日午前10時前に伝わった。これを受けて前日比11.8%高の2492円50銭まで買われる場面があった。
■アドバンテスト <6857> 7,639円 +269 円 (+3.7%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が5連騰で上場来高値を更新した。前日の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1%を超す上昇となった。次世代AI半導体「ブラックウェル」に関してエネルギー効率の高さを示したエヌビディア<NVDA>が急伸し、半導体株への追い風となった。東京市場でも半導体株に対して資金を振り向ける動きが優勢となっている。ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>が堅調に推移している。
■資生堂 <4911> 3,728円 +124 円 (+3.4%) 本日終値
資生堂<4911>やコーセー<4922>が後場に上げ幅を拡大。日本ペイントホールディングス<4612>やユニ・チャーム<8113>など中国関連株に買い注文が集まった。中国では、12日に財政政策に関する記者会見が開かれると伝わっている。藍仏安財政相が出席するという。これまで中国当局は景気刺激策を相次いで発表していたが、金融市場では12日の記者会見で新たな対策が公表されるとの思惑が市場に広がっているようだ。上海総合指数は下げ渋り、香港ハンセン指数がプラスに転じるなど、中国・香港市場で投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、東京市場でも中国関連と位置付けられる銘柄群に資金を振り向ける流れがみられている。安川電機<6506>が一時プラスに転じた。
■ニトリホールディングス <9843> 21,605円 +715 円 (+3.4%) 本日終値
ニトリホールディングス<9843>は続伸。SMBC日興証券が8日、ニトリHDの目標株価を2万2400円(従来は1万8600円)に増額修正した。投資評価は「2」を継続する。国内ニトリ事業の既存店増収率はプラス基調が定着しつつあり、過度な国内悲観論は是正に向かうと指摘。急激な四半期末での円高による在庫の評価減が粗利率を押し下げる可能性を指摘する一方で、下期は為替のマイナス影響がほぼなくなり、業績モメンタムは改善に向かうとの見方を示している。
■タスキホールディングス <166A> 694円 +20 円 (+3.0%) 本日終値
タスキホールディングス<166A>が反発。8日の取引終了後、グループ会社ZISEDAIが霞ヶ関キャピタル<3498>へ、物件仕入れ管理サービス「TASUKI TECH LAND」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「TASUKI TECH LAND」は、これまで紙の地図や社内サーバーにのみ記録していた土地・物件情報を、パソコンやスマートフォンで簡単に記録・閲覧ができるようにし、営業効率を向上させるSaaS型サービス。霞ヶ関Cはこれまで、物件情報を入手した際に入力業務担当者へ連絡を行い、その都度Excelに入力・管理していたが、物件数の増加・営業社員の増員に伴い、煩雑な情報管理の見直しと仕入れ業務の効率化を推進することになり、今回の採用に至ったという。
■アイモバイル <6535> 560円 +13 円 (+2.4%) 本日終値
アイモバイル<6535>は堅調推移。9日、ふるさと納税サイト「ふるなび」に関し、スマートフォンアプリ「ふるなびアプリ」をリリースしたと発表。収益貢献を期待した買いが株価の支えとなったようだ。寄付の申し込みや控除手続きをスムーズに行えるようにし、ユーザーの利便性を高めていく。
■トレファク <3093> 1,650円 +29 円 (+1.8%) 本日終値
トレジャー・ファクトリー<3093>が反発。8日の取引終了後に発表した9月度の月次単体売上高で、既存店売上高が前年同月比7.2%増と37カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。中旬まで残暑が続いたことで夏物衣料が堅調に推移したほか、気温が低下した下旬からは秋冬衣料の販売もあり、衣料が引き続き堅調に推移した。また、スポーツアウトドア用品やホビー用品なども堅調だった。なお、全店売上高は同19.2%増だった。
■ビジョン <9416> 1,198円 +16 円 (+1.4%) 本日終値
ビジョン<9416>が反発。8日の取引終了後、インバウンド観光客向け旅行ブランド「Japan Destinations」をローンチし、全世界へ向けて訪日旅行企画・手配サービスの提供を開始したと発表したことが好感された。同サービスは、「Explore Wonderland Japan!(不思議の国・日本を旅しよう!)」をステートメントとして掲げている。ホテルや交通機関の手配や予約を行う従来のランドオペレーティング事業に加えて海外セールス、情報発信、商品企画機能の充実を図り、急速に需要が高まる日本のインバウンド観光需要に対応するという。
■マークラインズ <3901> 2,910円 +30 円 (+1.0%) 本日終値
マークラインズ<3901>が反発。8日の取引終了後に発表した9月度の「情報プラットフォーム」契約企業数が、前月比26社増の5518社となり、顧客基盤が順調に拡大していることが好感された。「情報プラットフォーム」は、世界で運営する自動車産業のポータルサイト。主力は世界の自動車生産・販売、技術、部品などの情報をインターネット上で検索でき、また自社製品を完成車メーカーや部品メーカーにPRできるオンライン情報サービスで、国内外の完成車メーカーや部品、材料メーカーなど、自動車産業のサプライチェーンを形成する5500社以上の企業に採用されている。
株探ニュース
イオンディライト<9787>は大幅続伸。8日の取引終了後に発表した25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比3.4%増の1669億8400万円、経常利益が同4.7%増の77億5100万円だった。直近3カ月間の6~8月期の経常利益は12%増と2ケタの伸びとなっている。会社側は上期について計画線に沿って推移したとの見方を示しているほか、新たな中期3カ年内経営計画を公表。成長投資とともにビジネスモデルの変革を進めることで27年2月期の売上高を4000億円(25年2月期見通しは3400億円)、営業利益を170億円(同160億円)に伸ばす目標を掲げた。3カ年内に配当性向は50%を視野に入れる方針も示しており、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。
■セブン&アイ <3382> 2,335円 +105 円 (+4.7%) 本日終値
セブン&アイ・ホールディングス<3382>は急動意。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールがセブン&アイに対し、7兆円にのぼる新たな買収提案を行ったことがこの日午前10時前に伝わった。これを受けて前日比11.8%高の2492円50銭まで買われる場面があった。
■アドバンテスト <6857> 7,639円 +269 円 (+3.7%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が5連騰で上場来高値を更新した。前日の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1%を超す上昇となった。次世代AI半導体「ブラックウェル」に関してエネルギー効率の高さを示したエヌビディア<NVDA>が急伸し、半導体株への追い風となった。東京市場でも半導体株に対して資金を振り向ける動きが優勢となっている。ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>が堅調に推移している。
■資生堂 <4911> 3,728円 +124 円 (+3.4%) 本日終値
資生堂<4911>やコーセー<4922>が後場に上げ幅を拡大。日本ペイントホールディングス<4612>やユニ・チャーム<8113>など中国関連株に買い注文が集まった。中国では、12日に財政政策に関する記者会見が開かれると伝わっている。藍仏安財政相が出席するという。これまで中国当局は景気刺激策を相次いで発表していたが、金融市場では12日の記者会見で新たな対策が公表されるとの思惑が市場に広がっているようだ。上海総合指数は下げ渋り、香港ハンセン指数がプラスに転じるなど、中国・香港市場で投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、東京市場でも中国関連と位置付けられる銘柄群に資金を振り向ける流れがみられている。安川電機<6506>が一時プラスに転じた。
■ニトリホールディングス <9843> 21,605円 +715 円 (+3.4%) 本日終値
ニトリホールディングス<9843>は続伸。SMBC日興証券が8日、ニトリHDの目標株価を2万2400円(従来は1万8600円)に増額修正した。投資評価は「2」を継続する。国内ニトリ事業の既存店増収率はプラス基調が定着しつつあり、過度な国内悲観論は是正に向かうと指摘。急激な四半期末での円高による在庫の評価減が粗利率を押し下げる可能性を指摘する一方で、下期は為替のマイナス影響がほぼなくなり、業績モメンタムは改善に向かうとの見方を示している。
■タスキホールディングス <166A> 694円 +20 円 (+3.0%) 本日終値
タスキホールディングス<166A>が反発。8日の取引終了後、グループ会社ZISEDAIが霞ヶ関キャピタル<3498>へ、物件仕入れ管理サービス「TASUKI TECH LAND」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「TASUKI TECH LAND」は、これまで紙の地図や社内サーバーにのみ記録していた土地・物件情報を、パソコンやスマートフォンで簡単に記録・閲覧ができるようにし、営業効率を向上させるSaaS型サービス。霞ヶ関Cはこれまで、物件情報を入手した際に入力業務担当者へ連絡を行い、その都度Excelに入力・管理していたが、物件数の増加・営業社員の増員に伴い、煩雑な情報管理の見直しと仕入れ業務の効率化を推進することになり、今回の採用に至ったという。
■アイモバイル <6535> 560円 +13 円 (+2.4%) 本日終値
アイモバイル<6535>は堅調推移。9日、ふるさと納税サイト「ふるなび」に関し、スマートフォンアプリ「ふるなびアプリ」をリリースしたと発表。収益貢献を期待した買いが株価の支えとなったようだ。寄付の申し込みや控除手続きをスムーズに行えるようにし、ユーザーの利便性を高めていく。
■トレファク <3093> 1,650円 +29 円 (+1.8%) 本日終値
トレジャー・ファクトリー<3093>が反発。8日の取引終了後に発表した9月度の月次単体売上高で、既存店売上高が前年同月比7.2%増と37カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。中旬まで残暑が続いたことで夏物衣料が堅調に推移したほか、気温が低下した下旬からは秋冬衣料の販売もあり、衣料が引き続き堅調に推移した。また、スポーツアウトドア用品やホビー用品なども堅調だった。なお、全店売上高は同19.2%増だった。
■ビジョン <9416> 1,198円 +16 円 (+1.4%) 本日終値
ビジョン<9416>が反発。8日の取引終了後、インバウンド観光客向け旅行ブランド「Japan Destinations」をローンチし、全世界へ向けて訪日旅行企画・手配サービスの提供を開始したと発表したことが好感された。同サービスは、「Explore Wonderland Japan!(不思議の国・日本を旅しよう!)」をステートメントとして掲げている。ホテルや交通機関の手配や予約を行う従来のランドオペレーティング事業に加えて海外セールス、情報発信、商品企画機能の充実を図り、急速に需要が高まる日本のインバウンド観光需要に対応するという。
■マークラインズ <3901> 2,910円 +30 円 (+1.0%) 本日終値
マークラインズ<3901>が反発。8日の取引終了後に発表した9月度の「情報プラットフォーム」契約企業数が、前月比26社増の5518社となり、顧客基盤が順調に拡大していることが好感された。「情報プラットフォーム」は、世界で運営する自動車産業のポータルサイト。主力は世界の自動車生産・販売、技術、部品などの情報をインターネット上で検索でき、また自社製品を完成車メーカーや部品メーカーにPRできるオンライン情報サービスで、国内外の完成車メーカーや部品、材料メーカーなど、自動車産業のサプライチェーンを形成する5500社以上の企業に採用されている。
株探ニュース