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株価指数先物【昼】 リバランス一巡後の膠着は想定内


 日経225先物は11時30分時点、前日比240円高の3万9200円(+0.61%)前後で推移。寄り付きは3万9410円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9375円)を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き時には、一時3万9490円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、ナイトセッションで付けた高値(3万9520円)を捉えることができず、買い一巡後は持ち高調整の動きとなった。中盤は3万9260円~3万9420円辺りでの推移をみせていたが、終盤にかけてレンジを下放れ、一時3万9150円まで上げ幅を縮めた。

 日経225先物は買い先行で始まったが、買い一巡後は持ち高調整の動きから上げ幅を縮めた。もっとも、ナイトセッションで強い動きをみせたとしても、日中取引ではリバランス一巡後に膠着感が強まる状況が目立っており、想定内の値動きであろう。緩やかながら下値を切り上げる形でのトレンドを形成しているほか、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能している。節目の3万9000円に接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.51倍に上昇した。寄り付きは14.45倍と、このところの14.30倍~14.40倍辺りでのレンジを上放れて始まり、一時14.52倍までの切り上がりをみせた。米国市場の流れからアドバンテスト <6857> [東証P]など値がさハイテク株が買われる一方で、自動車、商社、不動産株の一角が下げており、相対的に日経平均型優位の展開である。9月27日に付けた直近の戻り高値である14.51倍を明確に上放れてくるようだと、NTロングに振れやすくなりそうだ。

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