米株
ダウ平均は反発 想定外に強い米雇用統計が景気の底堅さを示唆＝米国株序盤
NY株式4日（NY時間10:08）（日本時間23:08）
ダウ平均 42175.53（+163.94 +0.39%）
ナスダック 17995.22（+76.75 +0.43%）
CME日経平均先物 39560（大証終比：+1000 +2.53%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。取引開始前に発表の９月の米雇用統計が想定外に強い内容となった。それを受けてＦＲＢの大幅利下げ期待は後退しているものの、景気の底堅さを示唆している方に株式市場は傾いているようだ。
なお、短期金融市場では１１月のＦＯＭＣでの大幅利下げの確率はほぼ無くなっている。０．２５％ポイントの通常利下げを確実視しているようだ。
非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）は２５．４万人増と予想を大きく上回り、基準の２０万人を上回ったほか、失業率も４．１％に低下している。また、平均時給は前年比４．０％と予想を上回っており、力強い米労働市場を示した。
中東情勢の緊迫化を受けて、米株式市場は地政学的な緊張が高まっている。今週からの１０月相場は不安定な始まりだったが、本日の米雇用統計は転換点となったとの指摘も聞かれる。米雇用統計は、投資家の注目を米経済の現状へと再び向け直すものとなったようだ。
「労働市場のデータが弱含みで推移した夏を経て、米経済は依然として健全な労働市場に支えられ、回復力を維持しているという心強い結果となった。ソフトランディングの可能性を高めるため、良好な経済ニュースは株式市場にとって良いニュースとなる環境が続いている」との声も聞かれる。
なお、気掛かりとなっていた港湾労働者のストライキは、ひとまず１月１５日までの中断が決まり、本日から再開している。
アマゾン<AMZN>が上昇。年末商戦に向け米国で約２５万人を採用すると伝わった。ブルームバーグが伝えた。採用者数は昨年と変わらず、同社が米国で安定した需要を見込んでいることが示唆されている。同社は通常、秋に大量の求人を出し応募者を募る。
スピリット航空<SAVE>が大幅安。同社の債務再編と破産申請回避の取り組みが暗礁に乗り上げていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。債権者と数カ月に渡り協議したが合意に至っていないという。
電気自動車（ＥＶ）のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が下落。取引開始前に供給不足を理由に年間の生産計画の下方修正を発表した。今年の生産台数の見通しを従来の５万７０００台から４万９０００台に修正。
ＣＶＳヘルス<CVS>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価は５９ドルから８５ドルに引き上げた。前日終値から３５％の上昇を示唆。
海運のジム・インテグレーテッド・シッピング・サービ<ZIM>が下落。１日から始まっている米港湾労働者のストで、労働組合である国際港湾労働者協会（ＩＬＡ）が、来年１月１５日までストを中断することで、米海上輸送業者および港湾ターミナル運営業者の代表団体、米国海運同盟（ＵＳＭＸ）と合意したと発表した。
産業用機器のバーンズ・グループ<B>が大幅高。アポロ・グローバル<APO>が同社の買収を協議中だと伝わった。バーンズはアポロに独占権を与えることを交渉中で、数週間のうちに契約が締結される可能性があるという。
スピリット航空<SAVE> 1.62（-0.63 -27.90%）
リビアン<RIVN> 10.05（-0.73 -6.77%）
ＣＶＳヘルス<CVS> 65.00（+2.08 +3.30%）
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 18.95（-2.72 -12.55%）
バーンズ<B> 44.08（+4.02 +10.02%）
アップル<AAPL> 224.92（-0.75 -0.33%）
マイクロソフト<MSFT> 416.04（-0.50 -0.12%）
アマゾン<AMZN> 184.84（+2.88 +1.58%）
アルファベットC<GOOG> 167.89（+0.68 +0.41%）
テスラ<TSLA> 245.88（+5.22 +2.17%）
メタ<META> 583.80（+1.03 +0.18%）
ＡＭＤ<AMD> 165.19（+2.34 +1.44%）
エヌビディア<NVDA> 122.65（-0.20 -0.16%）
イーライリリー<LLY> 884.82（-0.73 -0.08%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 42175.53（+163.94 +0.39%）
ナスダック 17995.22（+76.75 +0.43%）
CME日経平均先物 39560（大証終比：+1000 +2.53%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。取引開始前に発表の９月の米雇用統計が想定外に強い内容となった。それを受けてＦＲＢの大幅利下げ期待は後退しているものの、景気の底堅さを示唆している方に株式市場は傾いているようだ。
なお、短期金融市場では１１月のＦＯＭＣでの大幅利下げの確率はほぼ無くなっている。０．２５％ポイントの通常利下げを確実視しているようだ。
非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）は２５．４万人増と予想を大きく上回り、基準の２０万人を上回ったほか、失業率も４．１％に低下している。また、平均時給は前年比４．０％と予想を上回っており、力強い米労働市場を示した。
中東情勢の緊迫化を受けて、米株式市場は地政学的な緊張が高まっている。今週からの１０月相場は不安定な始まりだったが、本日の米雇用統計は転換点となったとの指摘も聞かれる。米雇用統計は、投資家の注目を米経済の現状へと再び向け直すものとなったようだ。
「労働市場のデータが弱含みで推移した夏を経て、米経済は依然として健全な労働市場に支えられ、回復力を維持しているという心強い結果となった。ソフトランディングの可能性を高めるため、良好な経済ニュースは株式市場にとって良いニュースとなる環境が続いている」との声も聞かれる。
なお、気掛かりとなっていた港湾労働者のストライキは、ひとまず１月１５日までの中断が決まり、本日から再開している。
アマゾン<AMZN>が上昇。年末商戦に向け米国で約２５万人を採用すると伝わった。ブルームバーグが伝えた。採用者数は昨年と変わらず、同社が米国で安定した需要を見込んでいることが示唆されている。同社は通常、秋に大量の求人を出し応募者を募る。
スピリット航空<SAVE>が大幅安。同社の債務再編と破産申請回避の取り組みが暗礁に乗り上げていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。債権者と数カ月に渡り協議したが合意に至っていないという。
電気自動車（ＥＶ）のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が下落。取引開始前に供給不足を理由に年間の生産計画の下方修正を発表した。今年の生産台数の見通しを従来の５万７０００台から４万９０００台に修正。
ＣＶＳヘルス<CVS>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価は５９ドルから８５ドルに引き上げた。前日終値から３５％の上昇を示唆。
海運のジム・インテグレーテッド・シッピング・サービ<ZIM>が下落。１日から始まっている米港湾労働者のストで、労働組合である国際港湾労働者協会（ＩＬＡ）が、来年１月１５日までストを中断することで、米海上輸送業者および港湾ターミナル運営業者の代表団体、米国海運同盟（ＵＳＭＸ）と合意したと発表した。
産業用機器のバーンズ・グループ<B>が大幅高。アポロ・グローバル<APO>が同社の買収を協議中だと伝わった。バーンズはアポロに独占権を与えることを交渉中で、数週間のうちに契約が締結される可能性があるという。
スピリット航空<SAVE> 1.62（-0.63 -27.90%）
リビアン<RIVN> 10.05（-0.73 -6.77%）
ＣＶＳヘルス<CVS> 65.00（+2.08 +3.30%）
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 18.95（-2.72 -12.55%）
バーンズ<B> 44.08（+4.02 +10.02%）
アップル<AAPL> 224.92（-0.75 -0.33%）
マイクロソフト<MSFT> 416.04（-0.50 -0.12%）
アマゾン<AMZN> 184.84（+2.88 +1.58%）
アルファベットC<GOOG> 167.89（+0.68 +0.41%）
テスラ<TSLA> 245.88（+5.22 +2.17%）
メタ<META> 583.80（+1.03 +0.18%）
ＡＭＤ<AMD> 165.19（+2.34 +1.44%）
エヌビディア<NVDA> 122.65（-0.20 -0.16%）
イーライリリー<LLY> 884.82（-0.73 -0.08%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
