<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位に千葉銀
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の2日午後1時現在で、千葉銀行<8331>が「買い予想数上昇」で1位となっている。
1日に石破茂自民党新総裁が衆参両院本会議での指名選挙を経て首相に就任し、同日夜に石破新内閣が発足した。石破氏は「金融緩和の基本的な基調は維持される」との見解を示しているが、一方で岸田前政権の路線を継承する姿勢もみせている。足もとで為替相場は1ドル=143円台と、新総裁就任が決まった後の円高進行には一服感がある。金融市場のボラティリティ低下に伴って円安進行が鮮明となれば、物価高対策として石破首相が日銀に対し、政策正常化を求めるようになるとの見方もある。中期的なスパンで緩やかな利上げサイクル局面にあるのなら、メガバンクだけでなく、割安感を強めた地銀株への投資家の物色意欲が高まるとの期待感が広がっており、買い予想数の増加に寄与したとみられている。
もっとも、2日の東証プライム市場で地銀大手の千葉銀の株価は3日ぶりの反落となっている。中東情勢の緊迫化に伴う長期金利の低下が重荷となっているが、PBR(株価純資産倍率)は0.7倍近辺にとどまっている。ボリンジャーバンドのマイナス1シグマで下値抵抗力を示すか注視される。
出所:MINKABU PRESS
1日に石破茂自民党新総裁が衆参両院本会議での指名選挙を経て首相に就任し、同日夜に石破新内閣が発足した。石破氏は「金融緩和の基本的な基調は維持される」との見解を示しているが、一方で岸田前政権の路線を継承する姿勢もみせている。足もとで為替相場は1ドル=143円台と、新総裁就任が決まった後の円高進行には一服感がある。金融市場のボラティリティ低下に伴って円安進行が鮮明となれば、物価高対策として石破首相が日銀に対し、政策正常化を求めるようになるとの見方もある。中期的なスパンで緩やかな利上げサイクル局面にあるのなら、メガバンクだけでなく、割安感を強めた地銀株への投資家の物色意欲が高まるとの期待感が広がっており、買い予想数の増加に寄与したとみられている。
もっとも、2日の東証プライム市場で地銀大手の千葉銀の株価は3日ぶりの反落となっている。中東情勢の緊迫化に伴う長期金利の低下が重荷となっているが、PBR(株価純資産倍率)は0.7倍近辺にとどまっている。ボリンジャーバンドのマイナス1シグマで下値抵抗力を示すか注視される。
出所:MINKABU PRESS