貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3675 クロスマーケ

東証P
666円
前日比
-30
-4.31%
PTS
669.9円
15:24 11/14
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.1 1.79 2.10 24.41
時価総額 133億円
比較される銘柄
インテージH, 
GMOリAI, 
イード
決算発表予定日

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マクロミル Research Memo(3):多様な取得データと豊富な実績でデータドリブンなソリューションを提供(2)


■マクロミル<3978>の事業概要

3. 同社の強み
同社の競合として、(株)NTTドコモの連結子会社であるインテージホールディングス<4326>やクロス・マーケティンググループ<3675>が挙げられるが、同社の強みは、「高品質パネルネットワーク」「多種多様なデータ」「豊富な実績」の3つである。インターネットを介して、一般消費者にアンケート調査を依頼するオンラインリサーチは市場調査において欠かせない手法だが、その品質は、回答者である「パネル」によって成果が左右される。同社では、独自に構築した130万人の自社パネルに加え、国内提携会社のパネルも含めた約3,600万人のパネルネットワークを構築している。同社のパネルはアンケートに回答することでポイントを貯めることができ、そのポイントは現金やギフト券、電子マネーなどに交換できる。このため、多くの参加者がポイント獲得をインセンティブとして積極的にアンケートに回答する。そのアンケートの回答品質を担保するために、品質管理の専任チームを組織しており、テクノロジーを活用した不正回答の排除やアンケート配信の頻度をコントロールするなど、20年以上にわたるパネル管理を通じて独自のノウハウが蓄積されている。そのため、回答率や回答の精度、継続率が非常に高い傾向にある。パネルの量と質を担保したネットワークにより、ベーシックな定量調査・定性調査だけではなく、大規模データや時系列データなど、幅広いマーケティングデータの提供が可能となる。

また、アンケートによる意識データはもとより、消費者購買履歴やWeb行動のアクセスログといった行動データや生体情報など、生活者の多種多様なデータ収集を得意としている。アンケートへの回答をはじめとする情報の取得にはパネルの同意が必要となるが、会員パネル※ではなく自社パネルを持つ同社だからこそ可能であると弊社では考えている。また、マーケティングリサーチ企業は、パネルから得られたデータを収集・集計・分析して顧客に納品するが、ここでアンケート対象者や質問・回答パターンを設計するリサーチディレクターや、回収した膨大な情報を分析しレポーティングを行うリサーチャーの役割が重要となる。同社で収集・集計された調査結果は、年間プロジェクト30,000件以上、年間取引社数4,000社を超える豊富なリサーチ実績とノウハウをもとに分析され、顧客のマーケティング課題の解決に向けた最適な提案を実現している。大手企業を含む顧客基盤と豊富な案件数により、データネイティブな人材が多い点も強みと言える。

※ 一例として、インテージホールディングスでは、NTTドコモのdポイントクラブ会員をパネルとして活用している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)

《EY》

 提供:フィスコ

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