サクサ Research Memo(8):プロダクト・ソリューションの提供を通じて、サステナビリティ経営を推進
■サクサ<6675>の成長戦略
3. サステナビリティ経営
サステナビリティ経営については、「つなげる技術」を核としたプロダクト・ソリューションの提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、2022年にサステナビリティ基本方針を制定、サステナビリティ推進委員会を設置、2023年にはマテリアリティに相当するサステナビリティ重要課題を特定した。なお、同社は、サステナビリティ活動を実行していくうえで最も大切なことはガバナンスであると考えていることから、以下、「G」「E」「S」の順に記載する。ガバナンス(G)に関してはステークホルダーの利益保護、環境(E)に関しては自社における脱炭素対応としてのCO2排出量削減、環境に配慮した製品づくり、社会(S)に関してはお客様への価値提供とウェルビーイングなどを課題として取り組んでいる。またESG関連の主要KPI計画として、ガバナンス(G)においては、緊急事態における事業継続計画(BCP)の策定では2026年度に整備完了、環境(E)においては、温室効果ガス排出量の削減(2022年度基準)では2030年度にScope1,2削減率で42%、Scope3削減率で25%、環境配慮プラスチック使用率の拡大(再生プラスチック材含有率を高めた製品比率向上)では2030年度に80%以上などを掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《EY》
提供:フィスコ