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話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本新薬、サイボウズ、安川電

■日本新薬 <4516>  3,866円  +478 円 (+14.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 日本新薬<4516>が続急伸。同社は24日、「ユバンシ配合錠」に関し、米ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が肺動脈性肺高血圧症の治療薬として製造販売承認を取得したと発表した。両社で情報提供活動を実施するという。収益貢献を期待した買いが集まったようだ。肺動脈性肺高血圧症は、心臓から肺へ血液を送る肺動脈の血圧が異常に上昇する疾患で、厚生労働省により指定難病と位置付けられている。J&Jが実施した国際共同第3相ピボタル試験の結果に基づく承認で、日本新薬にとって肺高血圧症領域では、「ウプトラビ」などの製品群に「ユバンシ」が加わることとなる。

■サイボウズ <4776>  1,917円  +163 円 (+9.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 サイボウズ<4776>が急反発。24日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を300万株(発行済み株数の6.30%)、または30億円としており、取得期間は10月1日から12月24日まで。資本構成の再構築を進め、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を図ることが目的としている。

■Gセキュリ <4417>  6,580円  +410 円 (+6.7%)  本日終値
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>が急反発。同社は24日、ウルトラ・レッド(イスラエル)が提供する「ULTRA RED」の取り扱い及び運用サービスの提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。「ULTRA RED」は、サイバー攻撃を受ける可能性のある外部公開資産を継続的に検出し評価する自動化ツール。Gセキュリは「ULTRA RED」のライセンス販売を開始するとともに、導入する企業が手間なく利活用できる運用サービスを提供することでサイバー攻撃被害から企業を守るとしている。

■安川電機 <6506>  4,782円  +253 円 (+5.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 安川電機<6506>とツガミ<6101>が急伸。24日の取引時間中に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を0.5%引き下げるとともに、7日物の売却条件付き債券購入金利(リバースレポ金利)を1.7%から1.5%に見直した。更に、住宅購入時の頭金規制の更なる緩和も発表。金融緩和と景気刺激策をセットで打ち出した。これを受け、同日の香港株と上海株は急騰。欧米の株式相場を支援する要因となった。海外市場を中心に中国景気が持ち直しに向かうとの見方が広がるなか、一晩経って東京市場では、中国景気の動向に左右されやすい機械株に対する見直し買いの動きが強まっている。ファナック<6954>やハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>なども上昇。東証の業種別指数で「機械」は上昇率トップとなっている。

■スギホールディングス <7649>  2,569.5円  +116.5 円 (+4.8%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が3日ぶりに反発。同社は24日取引終了後、25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比17.3%増の202億8600万円となり、通期計画の400億円に対する進捗率は50.7%となった。売上高は同12.9%増の4138億900万円で着地。外出機会の増加やインバウンド需要の回復が追い風となったほか、調剤領域で売上基盤の増強を図ったことなどが奏功した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■ミスミグループ本社 <9962>  2,595.5円  +108.5 円 (+4.4%)  本日終値
 ミスミグループ本社<9962>が高い。同社はきょう、自社提供する機械部品調達の人工知能(AI)プラットフォーム「meviy(メビー)」で、新たに国内最大級の製造業マーケットプレイス「meviyマーケットプレイス(メビーマーケットプレイス)」を開始したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。「meviyマーケットプレイス」は、厳正な基準で選定を行った製造パートナーから、あらゆる機械加工部品をワンストップで手間なく手配できるサービス。設計データをアップロードすると、「AIマッチング」により条件に合致した製造パートナーを自動的にリコメンドし、新たに機械加工部品調達のためのパートナーを探す手間を大幅に削減できるとしている。

■アドバンテスト <6857>  6,547円  +232 円 (+3.7%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>に大きく買いが先行したほか、ディスコ<6146>も売り買い交錯ながら強含みに推移している。前日に半導体メモリーのキオクシアの上場計画の延期が伝わり、国内半導体セクターにはネガティブ材料と捉えられるものの、主力株をはじめ総じて下値では押し目買い意欲が活発。特に前日は米国株市場で画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>が4%高に買われるなど半導体関連に強い動きが目立っており、エヌビディアと取引関係にあるアドテストをはじめ、相対的に出遅れる国内の半導体株に海外投資家とみられる水準訂正狙いの買いが観測される状況にある。

■フジミインコ <5384>  2,353円  +73 円 (+3.2%)  本日終値
 フジミインコーポレーテッド<5384>が高い。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2800円とした。同社は、半導体製造で成膜後に表面をナノメートル単位の誤差で平坦化するために使われるCMPスラリー(研磨材の入った薬品)を主力製品としている。20日には25年3月期の連結営業利益を85億円から106億5000万円(前期比29.1%増)に増額修正した。AI半導体製造で高稼働が続く台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>向けなどにCMPスラリーが上振れを主導したのではないかと同証券では推測している。来年になるとTSMCを中心に線幅2ナノの半導体の製造が始まるほか、今年拡張された線幅3ナノの生産ラインの稼働が本格化することで収益機会が拡大すると予想し、更なる飛躍を期待している。

■文化シヤッター <5930>  1,734円  +34 円 (+2.0%)  本日終値
 文化シヤッター<5930>が反発。24日の取引終了後、英ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドらによる文化シヤタ株式の買い増しが判明し、これを思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された変更報告書によると、ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による保有割合は13.23%から14.24%に上昇した。ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドは保有目的について「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載している。報告義務発生日は13日。

■三洋貿易 <3176>  1,534円  +28 円 (+1.9%)  本日終値
 三洋貿易<3176>が6日続伸。24日の取引終了後、今年3月に国内代理店契約を締結したシンガポールに本拠を置くポリマライズ社に対して出資を行ったと発表しており、好材料視された。ポリマライズ社は化学業界、材料業界へ向けて、AIを活用して材料の研究開発プロセスの短縮を実現するマテリアルズ・インフォマティックス(MI)のクラウドプラットフォームを提供するグローバル企業。近年、化学メーカーや素材メーカーの材料開発において、スピード感のある技術革新の必要性や人材不足などからMIの活用は必要不可欠となっていることから、出資を決定したという。出資額は非開示。なお、今後は12月に新しい画像解析サービスの提供や海外での販売も予定しているとしている。

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