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話題株ピックアップ【昼刊】:サイボウズ、安川電、スギHD

■サイボウズ <4776>  1,923円  +169 円 (+9.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 サイボウズ<4776>が急反発している。24日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を300万株(発行済み株数の6.30%)、または30億円としており、取得期間は10月1日から12月24日まで。資本構成の再構築を進め、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を図ることが目的としている。

■安川電機 <6506>  4,880円  +351 円 (+7.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 安川電機<6506>とツガミ<6101>が急伸している。24日の取引時間中に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を0.5%引き下げるとともに、7日物の売却条件付き債券購入金利(リバースレポ金利)を1.7%から1.5%に見直した。更に、住宅購入時の頭金規制の更なる緩和も発表。金融緩和と景気刺激策をセットで打ち出した。これを受け、同日の香港株と上海株は急騰。欧米の株式相場を支援する要因となった。海外市場を中心に中国景気が持ち直しに向かうとの見方が広がるなか、一晩経って東京市場では、中国景気の動向に左右されやすい機械株に対する見直し買いの動きが強まっている。ファナック<6954>やハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>なども上昇。東証の業種別指数で「機械」は上昇率トップとなっている。

■スギホールディングス <7649>  2,608.5円  +155.5 円 (+6.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 スギホールディングス<7649>が3日ぶりに反発している。同社は24日取引終了後、25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比17.3%増の202億8600万円となり、通期計画の400億円に対する進捗率は50.7%となった。売上高は同12.9%増の4138億900万円で着地。外出機会の増加やインバウンド需要の回復が追い風となったほか、調剤領域で売上基盤の増強を図ったことなどが奏功した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■アドバンテスト <6857>  6,618円  +303 円 (+4.8%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>に大きく買いが先行しているほか、ディスコ<6146>も売り買い交錯ながら強含みに推移している。前日に半導体メモリーのキオクシアの上場計画の延期が伝わり、国内半導体セクターにはネガティブ材料と捉えられるものの、主力株をはじめ総じて下値では押し目買い意欲が活発。特に前日は米国株市場で画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>が4%高に買われるなど半導体関連に強い動きが目立っており、エヌビディアと取引関係にあるアドテストをはじめ、相対的に出遅れる国内の半導体株に海外投資家とみられる水準訂正狙いの買いが観測される状況にある。

■三洋貿易 <3176>  1,541円  +35 円 (+2.3%)  11:30現在
 三洋貿易<3176>が6日続伸している。24日の取引終了後、今年3月に国内代理店契約を締結したシンガポールに本拠を置くポリマライズ社に対して出資を行ったと発表しており、好材料視されている。ポリマライズ社は化学業界、材料業界へ向けて、AIを活用して材料の研究開発プロセスの短縮を実現するマテリアルズ・インフォマティックス(MI)のクラウドプラットフォームを提供するグローバル企業。近年、化学メーカーや素材メーカーの材料開発において、スピード感のある技術革新の必要性や人材不足などからMIの活用は必要不可欠となっていることから、出資を決定したという。出資額は非開示。なお、今後は12月に新しい画像解析サービスの提供や海外での販売も予定しているとしている。

■プレイド <4165>  953円  +20 円 (+2.1%)  11:30現在
 プレイド<4165>が高い。同社はクラウド型のCX(顧客体験)プラットフォームを展開し、米グーグルとは戦略的提携関係にある。業績はCXプラットフォームの大企業シフトが功を奏し、会社側の想定を上回って好調に推移している。24日取引終了後に24年9月期業績予想の修正を発表、調整後営業利益を従来予想の2億7500万円から5億7400万円(前期は4億9000万円の赤字)に2倍以上に上方修正した。なお、売上高は従来予想の108億900万円から110億1200万円(前期比28%増)に増額している。これを評価する形で投資資金が攻勢をかけている。

■エニマインド <5027>  1,301円  +25 円 (+2.0%)  11:30現在
 AnyMind Group<5027>が3日ぶりに反発している。この日、多言語対応可能な生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」の提供を開始したと発表しており、好材料視されている。同サービスは、生成AIを搭載したプラットフォームで、多言語対応のAIライバー(AIによってモデリング・生成されたアバター)を活用したライブコマース配信を可能にしたのが特徴。これによりブランド企業は、時間・場所・言語を問わず24時間365日ノンストップで商品の紹介や販売をリアルタイムで行えるようになる。また、同社の専門スタッフによるオペレーション支援を組み合わせた事業モデルを採用することで、データに基づいた精度の高いソリューションを提供するという。

■Jフロント <3086>  1,538円  +21.5 円 (+1.4%)  11:30現在
 J.フロント リテイリング<3086>は続伸。24日取引終了後、25年2月期連結業績予想について売上高を4245億円から4370億円(前期比7.4%増)へ、純利益を265億円から365億円(同22.0%増)へ上方修正すると発表した。百貨店事業とショッピングセンター事業の堅調に加え、株式段階取得差益の計上が寄与する。あわせて配当予想を40円から44円(前期36円)に増額した。これが好感され、一時5%超高まで上昇した。

■愛知製鋼 <5482>  4,000円  +35 円 (+0.9%)  11:30現在
 愛知製鋼<5482>が8連騰で年初来高値を更新した。旧村上ファンド系とされるシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)らが愛知鋼の株式に関し、新たに5%を超えて保有していることが24日の取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスと野村絢氏の保有割合は合計で5.08%。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は13日。

■東北新社 <2329>  659円  -64 円 (-8.9%)  11:30現在
 東北新社<2329>が急落している。同社は24日の取引終了後、シンガポールの投資会社である3Dインベストメント・パートナーズからの株式非公開化に関する提案の協議の結果について公表した。東北新社は、同社が指定する守秘義務誓約書を3D側が変更なく差し入れることを条件に、3Dによるデューデリジェンス(資産査定)を受け入れる方針だったが、3D側が守秘義務誓約書の内容について実質的な変更を要請する立場を変えなかったため、協議・交渉を打ち切ることを決めたという。株価にプレミアムを上乗せする形でのTOB(株式公開買い付け)への期待が後退する形となり、売りがかさんだようだ。

■三菱UFJ <8306>  1,451円  -31.5 円 (-2.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが持ち高調整の売りを浴び、揃って下値を探る展開となっている。東京市場では半導体関連株などハイテク系グロース株への水準訂正を期待した買いが活発化している。これは米国でFRBがハイピッチで利下げを進める構えにあることや、国内でも日銀が追加利上げにひと頃よりも慎重な姿勢を示していることが背景にある。一方、世界的な金融緩和ムードが高まるなか、金融機関にとっては運用利ザヤが縮小するとの見方も広がってきた。足もとで半導体買いの銀行売りというロング・ショートの動きを誘導している。

■光・彩 <7878>  2,688円  +500 円 (+22.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 光・彩<7878>は朝方から買いが先行しストップ高の2688円水準でカイ気配となっている。24日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、流通株式数の増加により株式の流動性を高めるとともに、投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大や株主数の増加を図ることが目的という。

■ビーマップ <4316>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 24日に発表した「東証が信用規制を解除」が買い材料。
 東証が25日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

■アイビー化粧品 <4918>  345円  +47 円 (+15.8%)  11:30現在
 アイビー化粧品<4918>が大幅高となっている。同社は24日取引終了後、25年3月期通期の単独業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の2億8000万円から4億5000万円(前期比2.4倍)に引き上げた。売上高予想も28億円から29億円(同6.9%増)に上方修正。足もとで強化製品「レッドパワーセラム」やレギュラー製品が好調なほか、下期は新製品の投入が多いため売り上げ増が期待できるとしている。

■サニーサイド <2180>  585円  +39 円 (+7.1%)  11:30現在
 サニーサイドアップグループ<2180>が動意づいている。この日午前9時45分ごろ、元プロサッカー選手の中田英寿氏を10月1日付で新たに執行役員に選任することを決めたと発表した。同社グループが注力する社会的価値の創造に繋がる事業などを推進し、企業成長を加速させるためという。同氏の知名度や影響力を生かした今後の事業展開への期待が高まったようだ。

●ストップ高銘柄
 グランディーズ <3261>  734円  +100 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アズジェント <4288>  768円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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