【市況】東京株式(前引け)=続伸、半導体関連株など買われる
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は朝方から方向感のつかみにくい状態で、為替市場での円高進行を受けて朝方は上値が重くマイナス圏に沈む場面もあったが、その後は次第に水準を切り上げ3万8000円台に乗せて前場の取引を終えている。前日の欧米株市場が全面高に買われたことで、リスク許容度の高まった海外投資家とみられる買いが全体を押し上げる格好に。米株市場ではエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体セクターへの買いが目立っており、東京市場でもこの流れを引き継ぎ半導体主力株などに買いが広がった。中国の景気刺激策の発表を受け、工作機械など中国関連株などにも物色の矛先が向いている。
個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など売買代金上位の半導体製造装置関連が買い人気を集めているほか、三菱重工業<7011>も活況高。トヨタ自動車<7203>がしっかり、川崎重工業<7012>も買われた。日本新薬<4516>が急騰、サイボウズ<4776>、ツガミ<6101>なども値を飛ばした。半面、さくらインターネット<3778>が利食いに押され、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの下げも目立つ。ファーストリテイリング<9983>が軟調、協和キリン<4151>は急落した。セレス<3696>も大幅安。
出所:MINKABU PRESS