第一三共が続落、乳がん患者対象の新薬候補の治験解析結果を嫌気
第一三共<4568>が続落している。同社は24日、乳がん患者を対象とした新薬候補「ダトポタマブ デルクステカン」の第3相臨床試験に関し、全生存期間の最終解析結果を公表。主要評価項目である全生存期間に関し、新薬候補の投与群は化学療法投与群に対し、統計学的に有意な改善はみられなかったという。解析結果を嫌気した売りが出たようだ。患者が病勢進行後または投与中止後に受けた後続の治療が、全生存期間に影響を与えた可能性があると同社は指摘。試験結果の詳細は今後、学会において公表する予定としている。
出所:MINKABU PRESS
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