NY外為:ドル買い一服、ウォラーFRB理事は今後12カ月にわたり利下げの余地とのFOMCの見解表明
NY外為市場でドル買いが一服した。米国の主要経済指標の発表はないが、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がインタビューで、強い経済を維持し、インフレを抑制させることを目指し、0.5%の利下げが適切と判断したと説明した。また、「8月のPCEは非常に低く、コアCEは目標を下回る見通し」に基づき0.5%幅の利下げを支持したとした。さらに政策をデータ次第で決定する方針を再表明し、労働市場が悪化すれば、また、0.5%の利下げ、もし、インフレの進展が停滞したら利下げ停止もあり得るとした。結局、委員会は今後6-12カ月にわたり、利下げの余地が残っていると見ており、「我々はそこに焦点に置いている」とした。
ドル・円は144円49銭の高値から143円71銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1136ドルの安値から1.1169ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.3268ドルの安値から1.3315ドルまで上昇した。
《KY》
提供:フィスコ