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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3778 さくらインターネット

東証P
4,920円
前日比
+445
+9.94%
PTS
4,879円
23:58 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
126 7.08 0.08 1.45
時価総額 2,061億円
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富田隆弥の【CHART CLUB】 「大きな"もみ合い"は想定シナリオ」


大きな“もみ合い”は想定シナリオ

日経平均株価は9月12日に1213円高(+3.41%)と急騰。東証プライムの値上がり銘柄数は1550(値下がり銘柄数77)に上り、久しぶりにスカッと胸のつかえがおりる上昇ぶりだった。

◆ただ、その前日まで7日続落で3000円超も下げており、1200円程度の上昇で喜んではいられない。また、13日のメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出)を控えて先物主導による一時的な上昇であった可能性もある。

◆日足チャートは、9月2日に付けた3万9080円を戻り高値に再び調整に転じており、好転の兆しを確認するには割り込んだ200日移動平均線(12日時点3万7537円)や75日線(同3万8415円)の奪回が必要だ。

◆そして、17~18日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)開催が予定されている。その結果を受けたNYダウナスダックの動向が、日本株のカギを握ることになろう。また、為替(ドル・円)も11日に1ドル=140円72銭と昨年12月末以来となる円高水準に振れており、その行方も焦点になる。「秋相場」はヘッジファンドの決算に絡んで調整しやすいアノマリー(経験則)もあり、日経平均株価はもうしばらく3万4000円~3万9000円のゾーンで大きな「もみ合い」が続くことを想定しておく。

◆個別株から1つ紹介したい。 データセンター大手のさくらインターネット <3778> [東証P]のチャートに注目している。主なポイントは、①3月7日高値1万0980円から半年を経過して高値期日が明けた、②12日の上昇で上値を抑えていた75日線(3923円)と200日線(4302円)を抜いた、③8月6日安値2300円まで3月高値から8680円(-79%)下げており戻り余地は小さくない、④信用売り残のピークは4月19日申し込み時点の358万株で、その6カ月期日(10月18日)が迫る。AI(人工知能)時代の到来を背景に、世界でデータセンターに対する積極投資が目立っており、年初に人気化した同社が再び脚光を浴びる可能性があろう。

(9月12日 記、次回更新は9月20日10時を予定)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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