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話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本光電、タイミー、ビジョナル

■日本光電 <6849>  2,059.5円  +15 円 (+0.7%)  本日終値
 日本光電<6849>が4日続伸。12日の取引終了後、てんかん治療用医療機器を開発する米アドテック・メディカル・インストゥルメント社を傘下に持つ米ニューロ・アドバンスド社(デラウェア州)の株式の71.4%を取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。てんかんなどの検査・診断で使用される日本光電の脳神経機器とアドテック社の頭蓋内電極には高い親和性があり、侵襲的な検査・治療に使われる消耗品の技術・生産ノウハウの獲得により、コア技術であるヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)技術のより一層の強化が期待できると判断したという。また、消耗品ポートフォリオの拡充により売り上げ成長や安定収益の確保につながるとしている。取得価額は約160億円で、11月29日をメドに株式を取得する。なお、25年3月期業績への影響は精査中としている。

■純金信託 <1540>  10,945円  +45 円 (+0.4%)  本日終値
 純金上場信託(現物国内保管型)<1540>が堅調に推移。金の理論価格との連動を目指すETF(上場投資信託)で、金相場は一般にドルと逆相関にあるとされる。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は現地時間12日、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関して、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げ幅に関して難しい決断に直面している、と報じた。報道を受けてFRBが0.50%幅の大幅な利下げに踏み切る可能性が意識され、ドル売りが加速。外為市場でドル円相場は1ドル=140円台までドル安・円高が進行した。ドル安を受けてアジア時間で金相場には上昇圧力が強まっている。金相場の先高観が台頭し、金ETFへの買いを誘う格好となったようだ。NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>やNEXT NOTES 金先物 ダブル・ブル ETN<2036>も上昇している。

■タイミー <215A>  1,633円  -346 円 (-17.5%)  本日終値
 タイミー<215A>は急落で下値を試す展開、前日は5日ぶりに切り返したもののきょうは改めて売り直される格好となった。今年7月下旬に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄でスキマバイトサービス「タイミー」を運営、数時間単位の求人に手軽に応募できるという時流に乗るビジネスモデルで話題を集めた。足もとの業績も堅調に推移しており、同社が12日取引終了後に発表した23年11月~24年7月期の決算(単独)は営業利益が27億9300万円と好調だった。登録者数の大幅な伸びが収益押し上げ要因となっており、コアワーカー比率が高まったことによる利益採算の向上も貢献している。なお、通期予想に対する進捗率は68%にとどまった。株価面では進捗率などからネガティブに評価する動きが優勢で、目先筋の売りに反映された。

■JEH <5889>  3,135円  -575 円 (-15.5%)  本日終値
 Japan Eyewear Holdings<5889>は急反落。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算は、売上高83億円(前年同期比29.6%増)、営業利益27億5400万円(同53.5%増)、純利益16億7700万円(同89.2%増)と大幅な増収増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。国内個人消費の回復やインバウンド需要の拡大、ブランド力などを背景に店舗販売が引き続き堅調に推移したことに加えて、「金子眼鏡」「フォーナインズ」両ブランドで販売価格の改定を行ったことが業績を牽引した。また、両ブランドで国内6店舗の新規出店を行ったことやメタルフレーム、プラスチックフレームの眼鏡枠製造事業を展開するタイホウを子会社化したことも寄与した。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高149億6000万円(前期比10.6%増)、営業利益43億円(同16.2%増)、純利益26億8000万円(同20.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■GAテクノ <3491>  1,016円  -168 円 (-14.2%)  本日終値
 GA technologies<3491>が大幅安で3日続落。同社は12日の取引終了後、24年10月期第3四半期累計(23年11月~24年7月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比33.0%増の1316億4300万円、最終利益は同66.7%増の10億2200万円となった。9カ月間累計では大幅増益となったが、直近3カ月間の5~7月期で最終利益は6割減となっており、失望売りが出たようだ。不動産投資プラットフォームのRENOSYマーケットプレイス事業と、不動産業界向けのITANDI事業の売上収益はともに拡大した。半面、米国の投資用不動産のオンラインマーケットプレイスを展開するRW OpCo社でのコストの増加などが利益を圧迫する要因となった。

■ラクスル <4384>  1,108円  -95 円 (-7.9%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 ラクスル<4384>が反落。印刷物をネットで注文できる印刷通販サイトを運営するが、足もとの業績は好調で中小企業向け印刷需要を取り込み、収益を大きく伸ばしている。12日取引終了後に発表した24年7月期の決算は営業利益が前の期比43%増の25億2300万円と急拡大し過去最高利益を大幅に更新。更に続く25年7月期の同利益についても32~37億円(前期比27~47%増)と大幅な伸びを見込んでいる。M&A効果によりトップラインが大きく上乗せされる見通しで、これが利益も押し上げる。ただ、前期に計上した関連会社の持ち分売却などに伴う特別利益が剥落するため、最終利益段階では減益の可能性もあるとしている。なお、同日に住信SBIネット銀行<7163>と提携して金融事業への参入も発表した。需給面に目を向けると、株価3000円近辺は特に累積売買代金の多い水準であり、目先上値の重さを確認した投資資金が利益確定の売りを出し、上値を押さえる格好となった。

■ビジョナル <4194>  8,640円  -520 円 (-5.7%)  本日終値  東証プライム 下落率6位
 ビジョナル<4194>が急落。同社は12日の取引終了後、24年7月期の連結決算発表にあわせ、25年7月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比15.5%増の764億円、最終利益は同3.7%増の134億7000万円を見込む。最終利益は前期に続き過去最高益を計画する。半面、増益率は前期から鈍化する予想を示している。利益水準としては物足りないと受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。転職支援サイト「ビズリーチ」の売上高は堅調に推移する半面、企業向けの人材管理支援システム「HRMOS(ハーモス)」においてはプロモーションの推進により、前期に続き営業損失を見込む。24年7月期の売上高は前の期比17.5%増の661億4600万円、最終利益は同30.8%増の129億9000万円だった。

■日東工器 <6151>  2,326円  -94 円 (-3.9%)  本日終値
 日東工器<6151>は軟調。12日取引終了後、特別調査委員会の設置を決めたと発表した。子会社の栃木日東工器で棚卸資産の残高に過大計上の疑義があることが判明したため。第2四半期決算の発表はスケジュール通りを目指しているが、影響を含めて特別調査委員会の調査途中で開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。先行き不透明感が嫌気されているようだ。

■ジェイック <7073>  2,374円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 ジェイック<7073>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高20億7000万円(前年同期比13.6%増)、営業利益6600万円(同3.0倍)、純利益2400万円(同19.9倍)と大幅増益となったことが好感された。成長事業である新卒支援事業で登録学生数に加え雇用創出数でも過去最高を記録するなど主要KPI(重要業績評価指標)が順調に推移。また、フリーター支援事業では登録数から雇用創出数まで全てのKPIが前年同期を上回ったほか、企業向け教育研修事業では研修受注金額が過去最高を大幅に更新し業績に貢献した。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高41億8000万円(前期比13.7%増)、営業利益1億3800万円(同2.6倍)、純利益4600万円(同7.9倍)の従来見通しを据え置いている。

■鎌倉新書 <6184>  481円  +80 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 鎌倉新書<6184>はストップ高。12日取引終了後に2~7月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比14.4%増の31億9100万円、営業利益は同15.2%増の3億7300万円と好調だった。また、従来未定としていた配当予想を前期比16円増の20円に大幅増配しており、これらを好感した買いが集まった。葬祭事業が大幅増だったほか、官民協働事業が高い伸びを示し業績を大きく押し上げた。あわせて、中期経営計画(2024~26年度)における株主還元方針を発表。「配当性向100%または1株当たり20円のいずれか低いほう」にするとした。これまでは概ね配当性向20%で安定的に実施していた。

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