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【↓】日経平均 大引け| 7日続落、円高進行で輸出関連を中心に売り優勢 (9月11日)


日経平均株価
始値  36029.90
高値  36056.87(09:01)
安値  35253.43(14:29)
大引け 35619.77(前日比 -539.39 、 -1.49% )

売買高  19億3972万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆1993億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は539円安と7日続落、為替の円高進行を嫌気
 2.日銀審議委員の発言で一時1ドル=140円台後半の円高に
 3.米大統領選のTV討論会は民主党ハリス氏勝利との見方強まる
 4.ディスコ、東エレクなど半導体、トヨタなど自動車株が下落
 5.三井物や富士通、レーザーテク、さくらネットは買い優勢に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比92ドル安と反落した。米大統領選のテレビ討論会を見極めたいとのムードが広がるなか金融株を中心に売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は大幅に7日続落。為替の急激な円高が進むなか、日経平均株価は一時900円あまり下落する場面があった。

 前日のNYダウは、金融株や石油関連株などが下落し反落となった。この流れを受けた東京株式市場も値を下げてスタートし、寄り付き後に3万6000円台を割り込んだ。その後、日本銀行の中川順子審議委員が講演で追加利上げに前向きな姿勢を示したことから、為替市場で円高が進行。午後には一時1ドル=140円70銭前後まで一段と円高が進んだ。これを受け、東京市場では半導体関連や自動車株などが売られ、日経平均は一時905円安まで下落した。ただ、下値には買いが入り、引けにかけ下げ幅は縮小した。東証プライム市場に上場する銘柄の約93%が下落する全面安だった。日本時間の11日午前10時から開催された米大統領選のテレビ討論会は、民主党のハリス氏が共和党のトランプ氏に勝利したとの見方が強まった。同討論会を経て、海外短期筋が株や為替に投機的な売買を膨らませたとの観測も出ていた。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、日産自動車<7201>が下落。三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、信越化学工業<4063>が軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三菱商事<8058>、商船三井<9104>も売られた。
 半面、ソフトバンクグループ<9984>やレーザーテック<6920>が高く、三井物産<8031>や富士通<6702>が値を上げた。コマツ<6301>やさくらインターネット<3778>、ベイカレント・コンサルティング<6532>、九州電力<9508>がしっかり。
 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、エーザイ <4523>、トレンド <4704>、協和キリン <4151>、三井物 <8031>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約12円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、テルモ <4543>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約164円。

 東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)電気機器、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)ゴム製品、(5)繊維製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)不動産業、(4)輸送用機器、(5)水産・農林業。

■個別材料株

△メディネット <2370> [東証G]
 AGC <5201> と戦略的パートナーシップ。
△ポールHD <3657> [東証P]
 上半期上振れ着地などポジティブ視。
△gumi <3903> [東証P]
 第1四半期営業損益は6四半期ぶり黒字化。
△ドリムアーツ <4811> [東証G]
 富士ソフト <9749> がパートナープログラムに参画。
△ロボペイ <4374> [東証G]
 日立ビルシステムが「請求管理ロボ」導入。
△プロディ <5580> [東証G]
 音声から人の感情を分析する技術での特許取得を引き続き材料視。
△NITTOK <6145> [東証S]
 野村絢氏らの5%超保有判明を材料視。
△AIメカ <6227> [東証S]
 海外大手半導体関連メーカーから大口受注を獲得。
△扶桑電通 <7505> [東証S]
 24年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△エイベックス <7860> [東証P]
 SBI証券が目標株価を引き上げ。

▼ビーマップ <4316> [東証G]
 東証が信用規制を実施。
▼三井ハイテク <6966> [東証P]
 25年1月期業績予想の下方修正で失望感。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)ケンコーマヨ <2915>、(3)日東紡 <3110>、(4)学情 <2301>、(5)セーレン <3569>、(6)住友電設 <1949>、(7)MTI <9438>、(8)九電工 <1959>、(9)能美防災 <6744>、(10)エイベックス <7860>。
 値下がり率上位10傑は(1)三井ハイテク <6966>、(2)サンケン <6707>、(3)ミガロHD <5535>、(4)ツガミ <6101>、(5)イオンファン <4343>、(6)日シス技術 <4323>、(7)マーケットE <3135>、(8)ユーグレナ <2931>、(9)ソースネクス <4344>、(10)良品計画 <7453>。

【大引け】

 日経平均は前日比539.39円(1.49%)安の3万5619.77円。TOPIXは前日比45.87(1.78%)安の2530.67。出来高は概算で19億3972万株。東証プライムの値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は1523となった。東証グロース250指数は632.14ポイント(18.68ポイント安)。

[2024年9月11日]


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