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株価指数先物【昼】 52週線が支持線に変わるか注目される


 日経225先物は11時30分時点、前日比変わらずの3万6240円前後で推移。寄り付きは3万6390円と、シカゴ日経平均先物(3万6215円)を上回り、買いが先行して始まった。買い先行で始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]が下落に転じた影響もあり、現物の寄り付き直後には3万6000円まで売られる場面もみられた。ただし、その後は東京エレクが上昇に転じたほか、英アームホールディングス<ARM>の急伸を受けたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均株価をけん引するなか、中盤にかけて日経225先物は一時3万6540円まで買われた。ただし、52週移動平均線(3万6320円)水準をキープできず、終盤にかけて軟化している。

 日経225先物は米株高を受けて買いが先行した。東エレクの荒い値動きに振らされる形で3万6000円まで下げたが、ナイトセッションで付けた安値の3万5960円を下回らなったことから、短期的なカバーの動きが入ったようだ。もっとも、買い一巡後は52週線をキープできなかったことから、ロング解消に向かわせる形である。限月交代に伴うロールオーバーが中心となるなか、短期的な売買に振らされやすい。52週線が抵抗となるものの、下値の堅さも意識されており、後場は改めて突破を試す動きが入りそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.99倍に低下した。値がさハイテク株の影響を受けており、13.97倍から14.04倍での推移だった。東エレクはリバウンドをみせたが、第一三共 <4568> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均型の重荷となっているため、トレンドが出にくい状況である。

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