話題株ピックアップ【夕刊】(3):坪田ラボ、MRT、カラダノート
■坪田ラボ <4890> 502円 +80 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値
坪田ラボ<4890>は急騰。同社は慶応大学発のバイオベンチャーで主に近視領域の医薬品や医療機器を研究開発している。5日取引終了後、中国眼科用医薬品メーカー大手のShenyang Xingqi Pharmaceuticalと特定地域における特定の特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結することを決議したと発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。契約金総額は26億800万円(8月30日時点の1ドル=144円89銭で換算)で、これは期初計画に織り込んでおり25年3月期の業績予想に与える影響については軽微としているが、今後の展開力も考慮した業容拡大効果に期待する買いを呼びこんだ。
■MRT <6034> 1,014円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
MRT<6034>が連日ストップ高に買われた。前日はドクイティ社(シンガポール)との資本・業務提携が評価されたのに続き、この日は5日取引終了後にグループ会社で医療スタートアップのメドリングが医療MaaSを活用したスマート在宅医療の実証実験をインドネシアで開始すると発表したことが好感されたようだ。MRT及びわかさクリニックグループなどの日系医療機関と連携し、トヨタ車体の海外関連会社PT.Sugity Creativesからインターネット通信を繋いで診療を行う移動診療車である医療MaaS車両の提供を受け、現地高齢者などをターゲットとした実証実験を実施する。なお、同事業は経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されているという。
■カラダノート <4014> 730円 +97 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値
カラダノート<4014>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう午前9時ごろ、メドレー<4480>と潜在看護師・介護士の活躍促進に向けた協業を開始したと発表。この協業により、同社は自社のライフイベントデータの潜在有資格者に対し、就業機会を提案し再就職の働きかけといったマッチング支援を行うとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。
■ミライアル <4238> 1,380円 +135 円 (+10.8%) 本日終値
ミライアル<4238>が大幅高。5日取引終了後、2~7月期連結業績予想について売上高を68億5000万円から70億6500万円(前年同期比7.2%減)へ、純利益を4億5000万円から6億円(同27.4%減)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが集まった。半導体市場が緩やかに回復していくなかで、プラスチック成形事業の製品出荷が増加したことが寄与。関係会社の清算に伴う特別利益の計上も利益面で貢献した。
■ネットスターズ <5590> 1,442円 +110 円 (+8.3%) 本日終値
ネットスターズ<5590>が後場急伸。同社はきょう、自社のマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」と、ジャックス<8584>が提供する「ハウスPay」との連携を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。「ハウスPay」では、決済専用の加盟店向けアプリを提供しているが、今回の連携で加盟店はStarPayの店舗用アプリ・決済用端末を使った決済処理が可能になり、POSレジなどを利用している加盟店のシステム改修などの負担を低減することができるとしている。
■エコム <6225> 1,051円 +45 円 (+4.5%) 本日終値
エコム<6225>が3日ぶりに反発。同社は5日取引終了後、25年7月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しは前期比4.3%増の3億2500万円とし、期末一括配当計画を前期比2円増配の30円としていることが好感されたようだ。売上高は同7.4%増の26億5000万円を見込む。カーボンニュートラルに対応したオーダーメイド型製品や省エネ改造工事の提案強化、アライアンス効果を生かした販路拡大を継続し、業績の拡大に努めるとしている。また、25年7月期からはじまる5カ年の中期経営計画もあわせて発表。最終年度となる29年7月期の数値目標は売上高を35億2800万円、営業利益を5億3300万円に設定している。
■コックス <9876> 195円 +8 円 (+4.3%) 本日終値
コックス<9876>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した8月度の既存店売上高は前年同月比12.4%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視された。連日の猛暑によって夏物商品の好調が継続したほか、お盆期間の曜日まわりが前年に比べて良かったこともプラスに働いた。なお、既存店の客数は同9.3%増、客単価は同2.8%増、全社売上高は同12.8%増だった。
■大和自動車交通 <9082> 795円 +23 円 (+3.0%) 一時ストップ高 本日終値
ライドシェア関連株が動意。自民党の小泉進次郎元環境大臣が都内で記者会見を行い、党総裁選への出馬を表明したことがこの日複数のメディアで報じられた。同氏はライドシェア推進に前向きなことで知られており、今回の報道を受けて株式市場ではライドシェア関連に位置づけられる銘柄に思惑的な買いが広がった。大和自動車交通<9082>が一時ストップ高に買われたほか、FIG<4392>やアディッシュ<7093>も一時急伸。ディー・エヌ・エー<2432>も買いを集める場面があった。
■シンメンテ <6086> 1,565円 +39 円 (+2.6%) 本日終値
シンメンテホールディングス<6086>は3日ぶりに反発。5日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の4.00%にあたる40万株または6億1040万円を上限に、6日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、6日付で38万株の取得を完了している。
■エブレン <6599> 2,155円 +46 円 (+2.2%) 本日終値
エブレン<6599>が反発。光通信<9435>のグループ会社が5日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、共同保有分を含むエブレン株の保有割合が5.03%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は8月29日。
●ストップ高銘柄
ウィルソンW <9610> 162円 +50 円 (+44.6%) ストップ高 本日終値
マーキュリー <5025> 930円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
アドバネクス <5998> 1,011円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
ビーマップ <4316> 562円 +80 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
さいか屋 <8254> 537円 -100 円 (-15.7%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
坪田ラボ<4890>は急騰。同社は慶応大学発のバイオベンチャーで主に近視領域の医薬品や医療機器を研究開発している。5日取引終了後、中国眼科用医薬品メーカー大手のShenyang Xingqi Pharmaceuticalと特定地域における特定の特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結することを決議したと発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。契約金総額は26億800万円(8月30日時点の1ドル=144円89銭で換算)で、これは期初計画に織り込んでおり25年3月期の業績予想に与える影響については軽微としているが、今後の展開力も考慮した業容拡大効果に期待する買いを呼びこんだ。
■MRT <6034> 1,014円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
MRT<6034>が連日ストップ高に買われた。前日はドクイティ社(シンガポール)との資本・業務提携が評価されたのに続き、この日は5日取引終了後にグループ会社で医療スタートアップのメドリングが医療MaaSを活用したスマート在宅医療の実証実験をインドネシアで開始すると発表したことが好感されたようだ。MRT及びわかさクリニックグループなどの日系医療機関と連携し、トヨタ車体の海外関連会社PT.Sugity Creativesからインターネット通信を繋いで診療を行う移動診療車である医療MaaS車両の提供を受け、現地高齢者などをターゲットとした実証実験を実施する。なお、同事業は経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されているという。
■カラダノート <4014> 730円 +97 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値
カラダノート<4014>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう午前9時ごろ、メドレー<4480>と潜在看護師・介護士の活躍促進に向けた協業を開始したと発表。この協業により、同社は自社のライフイベントデータの潜在有資格者に対し、就業機会を提案し再就職の働きかけといったマッチング支援を行うとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。
■ミライアル <4238> 1,380円 +135 円 (+10.8%) 本日終値
ミライアル<4238>が大幅高。5日取引終了後、2~7月期連結業績予想について売上高を68億5000万円から70億6500万円(前年同期比7.2%減)へ、純利益を4億5000万円から6億円(同27.4%減)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが集まった。半導体市場が緩やかに回復していくなかで、プラスチック成形事業の製品出荷が増加したことが寄与。関係会社の清算に伴う特別利益の計上も利益面で貢献した。
■ネットスターズ <5590> 1,442円 +110 円 (+8.3%) 本日終値
ネットスターズ<5590>が後場急伸。同社はきょう、自社のマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」と、ジャックス<8584>が提供する「ハウスPay」との連携を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。「ハウスPay」では、決済専用の加盟店向けアプリを提供しているが、今回の連携で加盟店はStarPayの店舗用アプリ・決済用端末を使った決済処理が可能になり、POSレジなどを利用している加盟店のシステム改修などの負担を低減することができるとしている。
■エコム <6225> 1,051円 +45 円 (+4.5%) 本日終値
エコム<6225>が3日ぶりに反発。同社は5日取引終了後、25年7月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しは前期比4.3%増の3億2500万円とし、期末一括配当計画を前期比2円増配の30円としていることが好感されたようだ。売上高は同7.4%増の26億5000万円を見込む。カーボンニュートラルに対応したオーダーメイド型製品や省エネ改造工事の提案強化、アライアンス効果を生かした販路拡大を継続し、業績の拡大に努めるとしている。また、25年7月期からはじまる5カ年の中期経営計画もあわせて発表。最終年度となる29年7月期の数値目標は売上高を35億2800万円、営業利益を5億3300万円に設定している。
■コックス <9876> 195円 +8 円 (+4.3%) 本日終値
コックス<9876>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した8月度の既存店売上高は前年同月比12.4%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視された。連日の猛暑によって夏物商品の好調が継続したほか、お盆期間の曜日まわりが前年に比べて良かったこともプラスに働いた。なお、既存店の客数は同9.3%増、客単価は同2.8%増、全社売上高は同12.8%増だった。
■大和自動車交通 <9082> 795円 +23 円 (+3.0%) 一時ストップ高 本日終値
ライドシェア関連株が動意。自民党の小泉進次郎元環境大臣が都内で記者会見を行い、党総裁選への出馬を表明したことがこの日複数のメディアで報じられた。同氏はライドシェア推進に前向きなことで知られており、今回の報道を受けて株式市場ではライドシェア関連に位置づけられる銘柄に思惑的な買いが広がった。大和自動車交通<9082>が一時ストップ高に買われたほか、FIG<4392>やアディッシュ<7093>も一時急伸。ディー・エヌ・エー<2432>も買いを集める場面があった。
■シンメンテ <6086> 1,565円 +39 円 (+2.6%) 本日終値
シンメンテホールディングス<6086>は3日ぶりに反発。5日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の4.00%にあたる40万株または6億1040万円を上限に、6日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、6日付で38万株の取得を完了している。
■エブレン <6599> 2,155円 +46 円 (+2.2%) 本日終値
エブレン<6599>が反発。光通信<9435>のグループ会社が5日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、共同保有分を含むエブレン株の保有割合が5.03%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は8月29日。
●ストップ高銘柄
ウィルソンW <9610> 162円 +50 円 (+44.6%) ストップ高 本日終値
マーキュリー <5025> 930円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
アドバネクス <5998> 1,011円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
ビーマップ <4316> 562円 +80 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
さいか屋 <8254> 537円 -100 円 (-15.7%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース