話題株ピックアップ【昼刊】:富士ソフト、ニトリHD、ヤオコー
■富士ソフト <9749> 9,620円 +650 円 (+7.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
富士ソフト<9749>がカイ気配スタート。米投資ファンドのベインキャピタルが3日、富士ソフトに対し株式公開買い付け(TOB)による非公開化を提案したと発表した。富士ソフトを巡っては、米投資ファンドのKKR<KKR>が同じく非公開化を目的に1株8800円でTOBを実施する予定であることが明らかとなっている。ベインキャピタルが提案したTOB価格はこれを5%程度上回る水準という。米投資ファンド同士による異例の買収合戦により、TOB価格が吊り上がることへの思惑もあって、富士ソフト株は買いが優勢となっている。富士ソフトは3日、7月に法的拘束力のない非公開化提案をベインキャピタルから受けたとしたうえで、法的拘束力のある非公開化提案を受領した際には、KKRからの提案との比較も含め慎重に検討を行う予定だとするコメントを開示した。
■ニトリホールディングス <9843> 22,005円 +555 円 (+2.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
ニトリホールディングス<9843>が逆行高している。3日の取引終了後に発表した8月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比7.8%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。一部の店舗で台風による影響を受けたものの、テレビCM効果やエアコンキャンペーンなどにより、ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同9.9%増だった。
■ヤオコー <8279> 9,751円 +175 円 (+1.8%) 11:30現在
ヤオコー<8279>が続伸している。同社はきょう、8月度の月次営業情報を公表。既存店売上高は前年同月比7.3%増となり、7月度の伸び率(3.4%増)から拡大していることが好感されているようだ。なお、既存店の客数は同3.2%増(7月は1.4%増)、客単価は同3.9%増(同1.9%増)となっている。
■東邦ホールディングス <8129> 4,846円 +71 円 (+1.5%) 11:30現在
東邦ホールディングス<8129>は続伸している。3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズの保有割合が15.26%から16.40%に上昇したことが判明しており、買い増しの動きに対する需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしており、報告義務発生日は8月27日となっている。
■エービーシー・マート <2670> 2,984.5円 +27.5 円 (+0.9%) 11:30現在
エービーシー・マート<2670>が続伸している。3日の取引終了後に発表した8月度売上高で、既存店売上高が前年同月比11.0%増と30カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。地震や台風の影響により休業店舗や時短店舗があったものの、前年に比べて土曜日が1日多い曜日並びだったことに加えて、残暑が厳しいことからサンダルやTシャツが引き続き好調だった。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
■アダストリア <2685> 3,640円 +15 円 (+0.4%) 11:30現在
アダストリア<2685>が続伸している。3日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.7%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて休日が1日多かったことで1.5ポイントのプラス影響があったと試算されることに加えて、気温の高い日が続き、夏休みの外出需要も多かったことで、引き続き夏物商品の販売が好調だった。また、月後半には、徐々に秋物商品の比率が上がってきたとしている。なお、全店売上高は同8.7%増だった。
■神戸物産 <3038> 4,267円 +7 円 (+0.2%) 11:30現在
神戸物産<3038>やセリア<2782>が堅調に推移している。この日、外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=144円台後半までドル安・円高方向に振れた。連休明けの3日の米国市場では景気減速懸念から主要株価指数が大幅安となり、株式相場で予想される変動幅の度合いを示すVIX指数は20を上回る水準に急上昇した。ボラティリティの上昇は、円キャリー取引に伴うドル買い・円売りのポジションの巻き戻しにつながるとの連想もあって、円高メリット株に資金を配分する姿勢がみられている。ワークマン<7564>も底堅い。
■古河電気工業 <5801> 3,372円 -275 円 (-7.5%) 11:30現在
古河電気工業<5801>やフジクラ<5803>、住友金属鉱山<5713>が急落。非鉄金属株が総じて安い。中国景気の先行き懸念が広がるなかで、3日発表の8月の米ISM製造業景況感指数は5カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回り、米国の景気減速に対する警戒感が強まった。これらを背景にロンドン市場では銅先物相場に下押し圧力が掛かり、非鉄金属株の売りを促す要因となったようだ。三井金属<5706>や三菱マテリアル<5711>も下値を探る動きとなっている。
■日経レバ <1570> 24,855円 -1,840 円 (-6.9%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急落、フシ目の2万5000円台を割り込んだ。前日の米国株市場ではハイテク株中心に全面的に売られる展開となり、ナスダック総合株価指数は3%を超える下げに見舞われた。これを受けて東京市場でもリスク回避ムード一色となり、日経平均は半導体関連の値がさ株など指数寄与度の高い銘柄の下げに引きずられ、大きく水準を切り下げている。日経レバは日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に設定されていることで、下落率は一時7%を超える場面があった。足もとでは2万4800円近辺に位置する25日移動平均線が下値サポートラインとして機能するかどうかが注目される。
■INPEX <1605> 2,045円 -132 円 (-6.1%) 11:30現在
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。INPEXは前日に比べ6%超安に売られた。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比3.21ドル安の1バレル=70.34ドルに下落した。一時70.1ドルと1月以来の水準に値を下げた。産油国であるリビアの石油生産停止の背景となっていた政治対立が近く解消される可能性がある、との見方から原油需給の緩和観測が強まった。また、3日発表の米8月ISM製造業景況感指数が市場予想に届かず、米景気減速に対する警戒感が強まったことも需要減少思惑から原油価格の下落要因となった。
■ソフトバンクグループ <9984> 7,935円 -498 円 (-5.9%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が大口の売り注文に値が付かずウリ気配スタート。ここ8500円台を軸とするもみ合いを続けていたが、きょうは一気に8000円大台攻防を意識させる波乱展開となっている。前日の米国株市場では米景気減速への懸念からハイテク株中心に売りが売りを呼ぶ状況となり、ナスダック総合株価指数が3.3%安と急落した。米ハイテク株への積極投資を行う同社は、ナスダック市場の動向と株価連動性が高く逆風となっている。足もと日経平均は先物主導の急落を強いられており、日経平均寄与度の高い同社株はインデックス売り圧力も下げを助長する形となっている。
■レーザーテック <6920> 25,150円 -1,345 円 (-5.1%) 11:30現在
レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の主力銘柄は、軒並みウリ気配でスタートするなど波乱含みの下げに見舞われている。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売りが噴出、NYダウなど主要株価指数が揃って大幅安に売られたが、そのなかでエヌビディア<NVDA>やインテル<INTC>などをはじめ半導体セクターの下落が際立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は7.8%安と暴落しており、これが東京市場にも波及している。外国為替市場では足もと1ドル=145円近辺の推移と円高が急速に進んでいることも、リスク回避ムードを増幅させている。
■ネクソン <3659> 2,846円 -87.5 円 (-3.0%) 11:30現在
ネクソン<3659>は4日ぶり反落。3日取引終了後、株主還元方針の内容を一部変更すると発表した。あわせて今期配当予想の増額修正を発表したが、全体波乱相場のなかツレ安する格好で同社株も下落している。還元方針の一部変更では、減損損失を除く前連結会計年度の営業利益のうち33%以上を目標に利益還元を実施することに加え、連結上の親会社所有者帰属持ち分当期利益率(ROE)目標を最低限10%、将来的に15%を目指すとする新たな方針を掲げた。これに伴い、24年12月期期末配当予想を7円50銭から15円に増額。中間配当7円50銭とあわせ、年間配当額は22円50銭(前期10円)となる見通しとなった。
■ファーストリテイリング <9983> 46,180円 -800 円 (-1.7%) 11:30現在
ファーストリテイリング<9983>は反落している。3日の取引終了後に発表した8月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比25.3%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったものの、全般相場にツレ安する格好となっている。気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、ニュース性のある新商品の販売が好調だった。内訳では、客単価が同5.8%増と上昇したほか、客数も同18.4%増と伸長した。
■パーク24 <4666> 1,751円 -12 円 (-0.7%) 11:30現在
パーク24<4666>は小安い。この日朝方、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>の日本法人Uber Japanとカーシェア車両を活用したライドシェアの試験運用を実施すると発表。これが株価の下支え材料になっているようだ。パーク24はUberと協働し、グループ会社タイムズモビリティが展開するカーシェアリングサービス「タイムズカー」のカーシェア車両を活用したライドシェアのスキームを構築。Uberと提携するタクシー会社ロイヤルリムジン(東京都江東区)の協力のもと試験運用を始める。カーシェア車両によるライドシェアサービスの展開は日本初になるという。
■Birdman <7063> 614円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 11:30現在
Birdman<7063>が急反発しストップ高の614円に買われている。3日の取引終了後に代表取締役社長の交代人事を発表した。業績悪化を受けて伊達晃洋氏が社長を退任し、クリエイティブ事業やエンターテインメント事業を手掛けるミューン(大阪市中央区)代表取締役である嶋津宗成氏が社長に就任する予定。また、新たに顧問で海帆<3133>取締役の吉川元宏氏、海帆取締役会長の国松晃氏、同取締役管理本部長の水谷準一氏、弁護士法人C-LiA代表社員の刈谷龍太氏が取締役に就任する予定で、再生への期待感から買われているようだ。
●ストップ高銘柄
T.S.I <7362> 1,760円 +300 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
ZUU <4387> 908円 +150 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
富士ソフト<9749>がカイ気配スタート。米投資ファンドのベインキャピタルが3日、富士ソフトに対し株式公開買い付け(TOB)による非公開化を提案したと発表した。富士ソフトを巡っては、米投資ファンドのKKR<KKR>が同じく非公開化を目的に1株8800円でTOBを実施する予定であることが明らかとなっている。ベインキャピタルが提案したTOB価格はこれを5%程度上回る水準という。米投資ファンド同士による異例の買収合戦により、TOB価格が吊り上がることへの思惑もあって、富士ソフト株は買いが優勢となっている。富士ソフトは3日、7月に法的拘束力のない非公開化提案をベインキャピタルから受けたとしたうえで、法的拘束力のある非公開化提案を受領した際には、KKRからの提案との比較も含め慎重に検討を行う予定だとするコメントを開示した。
■ニトリホールディングス <9843> 22,005円 +555 円 (+2.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
ニトリホールディングス<9843>が逆行高している。3日の取引終了後に発表した8月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比7.8%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。一部の店舗で台風による影響を受けたものの、テレビCM効果やエアコンキャンペーンなどにより、ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同9.9%増だった。
■ヤオコー <8279> 9,751円 +175 円 (+1.8%) 11:30現在
ヤオコー<8279>が続伸している。同社はきょう、8月度の月次営業情報を公表。既存店売上高は前年同月比7.3%増となり、7月度の伸び率(3.4%増)から拡大していることが好感されているようだ。なお、既存店の客数は同3.2%増(7月は1.4%増)、客単価は同3.9%増(同1.9%増)となっている。
■東邦ホールディングス <8129> 4,846円 +71 円 (+1.5%) 11:30現在
東邦ホールディングス<8129>は続伸している。3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズの保有割合が15.26%から16.40%に上昇したことが判明しており、買い増しの動きに対する需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしており、報告義務発生日は8月27日となっている。
■エービーシー・マート <2670> 2,984.5円 +27.5 円 (+0.9%) 11:30現在
エービーシー・マート<2670>が続伸している。3日の取引終了後に発表した8月度売上高で、既存店売上高が前年同月比11.0%増と30カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。地震や台風の影響により休業店舗や時短店舗があったものの、前年に比べて土曜日が1日多い曜日並びだったことに加えて、残暑が厳しいことからサンダルやTシャツが引き続き好調だった。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
■アダストリア <2685> 3,640円 +15 円 (+0.4%) 11:30現在
アダストリア<2685>が続伸している。3日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.7%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて休日が1日多かったことで1.5ポイントのプラス影響があったと試算されることに加えて、気温の高い日が続き、夏休みの外出需要も多かったことで、引き続き夏物商品の販売が好調だった。また、月後半には、徐々に秋物商品の比率が上がってきたとしている。なお、全店売上高は同8.7%増だった。
■神戸物産 <3038> 4,267円 +7 円 (+0.2%) 11:30現在
神戸物産<3038>やセリア<2782>が堅調に推移している。この日、外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=144円台後半までドル安・円高方向に振れた。連休明けの3日の米国市場では景気減速懸念から主要株価指数が大幅安となり、株式相場で予想される変動幅の度合いを示すVIX指数は20を上回る水準に急上昇した。ボラティリティの上昇は、円キャリー取引に伴うドル買い・円売りのポジションの巻き戻しにつながるとの連想もあって、円高メリット株に資金を配分する姿勢がみられている。ワークマン<7564>も底堅い。
■古河電気工業 <5801> 3,372円 -275 円 (-7.5%) 11:30現在
古河電気工業<5801>やフジクラ<5803>、住友金属鉱山<5713>が急落。非鉄金属株が総じて安い。中国景気の先行き懸念が広がるなかで、3日発表の8月の米ISM製造業景況感指数は5カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回り、米国の景気減速に対する警戒感が強まった。これらを背景にロンドン市場では銅先物相場に下押し圧力が掛かり、非鉄金属株の売りを促す要因となったようだ。三井金属<5706>や三菱マテリアル<5711>も下値を探る動きとなっている。
■日経レバ <1570> 24,855円 -1,840 円 (-6.9%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急落、フシ目の2万5000円台を割り込んだ。前日の米国株市場ではハイテク株中心に全面的に売られる展開となり、ナスダック総合株価指数は3%を超える下げに見舞われた。これを受けて東京市場でもリスク回避ムード一色となり、日経平均は半導体関連の値がさ株など指数寄与度の高い銘柄の下げに引きずられ、大きく水準を切り下げている。日経レバは日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に設定されていることで、下落率は一時7%を超える場面があった。足もとでは2万4800円近辺に位置する25日移動平均線が下値サポートラインとして機能するかどうかが注目される。
■INPEX <1605> 2,045円 -132 円 (-6.1%) 11:30現在
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。INPEXは前日に比べ6%超安に売られた。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比3.21ドル安の1バレル=70.34ドルに下落した。一時70.1ドルと1月以来の水準に値を下げた。産油国であるリビアの石油生産停止の背景となっていた政治対立が近く解消される可能性がある、との見方から原油需給の緩和観測が強まった。また、3日発表の米8月ISM製造業景況感指数が市場予想に届かず、米景気減速に対する警戒感が強まったことも需要減少思惑から原油価格の下落要因となった。
■ソフトバンクグループ <9984> 7,935円 -498 円 (-5.9%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が大口の売り注文に値が付かずウリ気配スタート。ここ8500円台を軸とするもみ合いを続けていたが、きょうは一気に8000円大台攻防を意識させる波乱展開となっている。前日の米国株市場では米景気減速への懸念からハイテク株中心に売りが売りを呼ぶ状況となり、ナスダック総合株価指数が3.3%安と急落した。米ハイテク株への積極投資を行う同社は、ナスダック市場の動向と株価連動性が高く逆風となっている。足もと日経平均は先物主導の急落を強いられており、日経平均寄与度の高い同社株はインデックス売り圧力も下げを助長する形となっている。
■レーザーテック <6920> 25,150円 -1,345 円 (-5.1%) 11:30現在
レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の主力銘柄は、軒並みウリ気配でスタートするなど波乱含みの下げに見舞われている。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売りが噴出、NYダウなど主要株価指数が揃って大幅安に売られたが、そのなかでエヌビディア<NVDA>やインテル<INTC>などをはじめ半導体セクターの下落が際立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は7.8%安と暴落しており、これが東京市場にも波及している。外国為替市場では足もと1ドル=145円近辺の推移と円高が急速に進んでいることも、リスク回避ムードを増幅させている。
■ネクソン <3659> 2,846円 -87.5 円 (-3.0%) 11:30現在
ネクソン<3659>は4日ぶり反落。3日取引終了後、株主還元方針の内容を一部変更すると発表した。あわせて今期配当予想の増額修正を発表したが、全体波乱相場のなかツレ安する格好で同社株も下落している。還元方針の一部変更では、減損損失を除く前連結会計年度の営業利益のうち33%以上を目標に利益還元を実施することに加え、連結上の親会社所有者帰属持ち分当期利益率(ROE)目標を最低限10%、将来的に15%を目指すとする新たな方針を掲げた。これに伴い、24年12月期期末配当予想を7円50銭から15円に増額。中間配当7円50銭とあわせ、年間配当額は22円50銭(前期10円)となる見通しとなった。
■ファーストリテイリング <9983> 46,180円 -800 円 (-1.7%) 11:30現在
ファーストリテイリング<9983>は反落している。3日の取引終了後に発表した8月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比25.3%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったものの、全般相場にツレ安する格好となっている。気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、ニュース性のある新商品の販売が好調だった。内訳では、客単価が同5.8%増と上昇したほか、客数も同18.4%増と伸長した。
■パーク24 <4666> 1,751円 -12 円 (-0.7%) 11:30現在
パーク24<4666>は小安い。この日朝方、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>の日本法人Uber Japanとカーシェア車両を活用したライドシェアの試験運用を実施すると発表。これが株価の下支え材料になっているようだ。パーク24はUberと協働し、グループ会社タイムズモビリティが展開するカーシェアリングサービス「タイムズカー」のカーシェア車両を活用したライドシェアのスキームを構築。Uberと提携するタクシー会社ロイヤルリムジン(東京都江東区)の協力のもと試験運用を始める。カーシェア車両によるライドシェアサービスの展開は日本初になるという。
■Birdman <7063> 614円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 11:30現在
Birdman<7063>が急反発しストップ高の614円に買われている。3日の取引終了後に代表取締役社長の交代人事を発表した。業績悪化を受けて伊達晃洋氏が社長を退任し、クリエイティブ事業やエンターテインメント事業を手掛けるミューン(大阪市中央区)代表取締役である嶋津宗成氏が社長に就任する予定。また、新たに顧問で海帆<3133>取締役の吉川元宏氏、海帆取締役会長の国松晃氏、同取締役管理本部長の水谷準一氏、弁護士法人C-LiA代表社員の刈谷龍太氏が取締役に就任する予定で、再生への期待感から買われているようだ。
●ストップ高銘柄
T.S.I <7362> 1,760円 +300 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
ZUU <4387> 908円 +150 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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