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日経平均VIは上昇、強弱観対立し市場心理揺れる


日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.39(上昇率1.81%)の21.92と上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.14、安値は20.88。

昨日の米株式市場は休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では米利下げ観測を背景に日本株の先高観が強い一方、米利下げ期待は株価にかなり織り込まれているいるとの見方があり、今週末6日に発表される8月の米雇用統計などへの警戒感も意識されている。こうした強弱感の対立を受け、今日は市場心理が揺れ、日経VIは昨日の水準をはさんで方向感の定まらない動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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