話題株ピックアップ【夕刊】(1):霞ヶ関C、インフォMT、海帆
■霞ヶ関キャピタル <3498> 15,240円 +720 円 (+5.0%) 本日終値
霞ヶ関キャピタル<3498>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、静岡県袋井市に物流施設(冷凍自動倉庫)の開発用地を取得したと発表しており、これが好材料視されたようだ。今回のプロジェクトは同社における冷凍自動倉庫開発プロジェクトとしては最大規模となるという。敷地面積は約4万2000平方メートル。24年8月期業績に与える影響は軽微としているが、今後業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合は速やかに公表するとしている。また、東京都渋谷区に自社グループで展開するホテルブランドの開発用地を取得したことも明らかにしている。
■インフォマート <2492> 306円 +13 円 (+4.4%) 本日終値
インフォマート<2492>が大幅高で4連騰。きょう11時ごろ、同社が提供する請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」において、新機能「Peppol連携」を9月2日から提供開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。Peppol(ペポル)は請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「運用ルール」「ネットワーク」のグローバルな標準仕様。新機能「Peppol連携」によって「BtoBプラットフォーム 請求書」のユーザーは、Peppolネットワークに参加する全てのユーザーとデジタルインボイスの送受信が可能になるとしている。
■海帆 <3133> 790円 +32 円 (+4.2%) 本日終値
海帆<3133>が後場一段高。同社はきょう午前10時30分ごろ、行政書士法人みちてらす(大阪市中央区)及び旅行業の登録を持つミチテラス(同)と、医療ツーリズムにおける日本国内への送客事業に関する業務委託契約を締結したと発表。同社は26日に医療法人幸永会(大阪市中央区)が新たに開院したRPT大阪クリニックとクリニック運営業務の一部を受託したことを明らかにしており、医療ツーリズムとして海外富裕層の送客を自社経由で行う予定。みちてらすは医療ビザに関しての実績があり、ミチテラスと連携して日本国内における滞在時のアテンドまで行うことが可能になるという。
■不二製油グループ本社 <2607> 3,234円 +123 円 (+4.0%) 本日終値
不二製油グループ本社<2607>は大幅続伸で年初来高値を更新。SMBC日興証券が同社の投資評価を前回の「2(中立)」から「1(強気)」に引き上げ、目標株価も前回の3000円から3800円に増額したことが好材料視されたようだ。レポートでは、カカオ豆の高騰で商機を掴み、収益力は構造的に上昇しそうだと報告。カカオ豆は不可逆的に価格水準が切り上がった可能性が高く、チョコレート用油脂(CBE)への強い需要が続くとみている。また、経営の変革姿勢(ROIC経営を強化)も評価している。
■群馬銀行 <8334> 963.1円 +36.2 円 (+3.9%) 本日終値
群馬銀行<8334>が3日続伸。28日の取引終了後、取得総数700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.80%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元姿勢を評価した買いが入ったようだ。取得期間は29日から10月18日。あわせて自己株式1000万株を10月31日に消却する予定であることも開示した。
■富士通ゼネラル <6755> 1,930円 +51 円 (+2.7%) 本日終値
富士通ゼネラル<6755>は反発。SMBC日興証券が28日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を2100円から2300円へ引き上げたことが買い材料視された。同証券によると、北米での在庫調整一巡による需要回復とインドでの高い市場成長がみられるなか、低迷が続いている欧州でも最悪期は脱しつつあると指摘。ファンダメンタルズの改善によって26年3月期に向けた業績拡大確度は高いとみている。
■大阪製鐵 <5449> 3,145円 +80 円 (+2.6%) 本日終値
大阪製鐵<5449>が反発。アクティビスト(物言う株主)として知られるストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が大阪製鐵の株式を買い増していたことが28日取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、ストラテジックの保有割合は7.43%から8.48%に上昇した。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は21日。
■SOMPO <8630> 3,411円 +77 円 (+2.3%) 本日終値
SOMPOホールディングス<8630>や東京海上ホールディングス<8766>が買われた。日本経済新聞電子版は29日、「金融庁は保険会社に対し、公正な競争を阻害しうる営業目的で株式を保有することを認めないようルール化する」と報じた。損保大手は政策保有株式をゼロにすると宣言したものの、実際に交渉に入ると売却に抵抗する企業が多く、「岩盤株」の売却を促すためにルール面から後押しするという。損保株には、政策保有株の圧縮が加速することで資本効率が一段と向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。
■メルカリ <4385> 2,275.5円 +45.5 円 (+2.0%) 本日終値
メルカリ<4385>が続伸。同社はきょう、グローバル戦略の一環として「越境取引」を通じて台湾に進出したと発表しており、更なる海外展開などが期待されているようだ。台湾在住の顧客は「メルカリ」に登録し、Web版「メルカリ」を通じて日本で出品された商品を購入することが可能になるという。なお、台湾現地向けのコミュニケーション強化のため繁体字名「美露可利」(読み方、メルカリ)を使用するとしている。
■理研ビタミン <4526> 2,661円 +49 円 (+1.9%) 本日終値
理研ビタミン<4526>が底堅い。28日の取引終了後、タイとベトナムに子会社を設立すると発表した。海外事業の拡大を期待した買いが入ったようだ。これまで東南アジア地域ではシンガポールに設立した100%子会社が食品用改良剤の拡販を進めていた。同地域のなかでも市場のニーズが多様化・高度化するタイと、市場の拡大が見込まれているベトナムにおいて、販売体制を強化する。タイとベトナムでの子会社設立は来年1月を予定する。
株探ニュース
霞ヶ関キャピタル<3498>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、静岡県袋井市に物流施設(冷凍自動倉庫)の開発用地を取得したと発表しており、これが好材料視されたようだ。今回のプロジェクトは同社における冷凍自動倉庫開発プロジェクトとしては最大規模となるという。敷地面積は約4万2000平方メートル。24年8月期業績に与える影響は軽微としているが、今後業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合は速やかに公表するとしている。また、東京都渋谷区に自社グループで展開するホテルブランドの開発用地を取得したことも明らかにしている。
■インフォマート <2492> 306円 +13 円 (+4.4%) 本日終値
インフォマート<2492>が大幅高で4連騰。きょう11時ごろ、同社が提供する請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」において、新機能「Peppol連携」を9月2日から提供開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。Peppol(ペポル)は請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「運用ルール」「ネットワーク」のグローバルな標準仕様。新機能「Peppol連携」によって「BtoBプラットフォーム 請求書」のユーザーは、Peppolネットワークに参加する全てのユーザーとデジタルインボイスの送受信が可能になるとしている。
■海帆 <3133> 790円 +32 円 (+4.2%) 本日終値
海帆<3133>が後場一段高。同社はきょう午前10時30分ごろ、行政書士法人みちてらす(大阪市中央区)及び旅行業の登録を持つミチテラス(同)と、医療ツーリズムにおける日本国内への送客事業に関する業務委託契約を締結したと発表。同社は26日に医療法人幸永会(大阪市中央区)が新たに開院したRPT大阪クリニックとクリニック運営業務の一部を受託したことを明らかにしており、医療ツーリズムとして海外富裕層の送客を自社経由で行う予定。みちてらすは医療ビザに関しての実績があり、ミチテラスと連携して日本国内における滞在時のアテンドまで行うことが可能になるという。
■不二製油グループ本社 <2607> 3,234円 +123 円 (+4.0%) 本日終値
不二製油グループ本社<2607>は大幅続伸で年初来高値を更新。SMBC日興証券が同社の投資評価を前回の「2(中立)」から「1(強気)」に引き上げ、目標株価も前回の3000円から3800円に増額したことが好材料視されたようだ。レポートでは、カカオ豆の高騰で商機を掴み、収益力は構造的に上昇しそうだと報告。カカオ豆は不可逆的に価格水準が切り上がった可能性が高く、チョコレート用油脂(CBE)への強い需要が続くとみている。また、経営の変革姿勢(ROIC経営を強化)も評価している。
■群馬銀行 <8334> 963.1円 +36.2 円 (+3.9%) 本日終値
群馬銀行<8334>が3日続伸。28日の取引終了後、取得総数700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.80%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元姿勢を評価した買いが入ったようだ。取得期間は29日から10月18日。あわせて自己株式1000万株を10月31日に消却する予定であることも開示した。
■富士通ゼネラル <6755> 1,930円 +51 円 (+2.7%) 本日終値
富士通ゼネラル<6755>は反発。SMBC日興証券が28日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を2100円から2300円へ引き上げたことが買い材料視された。同証券によると、北米での在庫調整一巡による需要回復とインドでの高い市場成長がみられるなか、低迷が続いている欧州でも最悪期は脱しつつあると指摘。ファンダメンタルズの改善によって26年3月期に向けた業績拡大確度は高いとみている。
■大阪製鐵 <5449> 3,145円 +80 円 (+2.6%) 本日終値
大阪製鐵<5449>が反発。アクティビスト(物言う株主)として知られるストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が大阪製鐵の株式を買い増していたことが28日取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、ストラテジックの保有割合は7.43%から8.48%に上昇した。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は21日。
■SOMPO <8630> 3,411円 +77 円 (+2.3%) 本日終値
SOMPOホールディングス<8630>や東京海上ホールディングス<8766>が買われた。日本経済新聞電子版は29日、「金融庁は保険会社に対し、公正な競争を阻害しうる営業目的で株式を保有することを認めないようルール化する」と報じた。損保大手は政策保有株式をゼロにすると宣言したものの、実際に交渉に入ると売却に抵抗する企業が多く、「岩盤株」の売却を促すためにルール面から後押しするという。損保株には、政策保有株の圧縮が加速することで資本効率が一段と向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。
■メルカリ <4385> 2,275.5円 +45.5 円 (+2.0%) 本日終値
メルカリ<4385>が続伸。同社はきょう、グローバル戦略の一環として「越境取引」を通じて台湾に進出したと発表しており、更なる海外展開などが期待されているようだ。台湾在住の顧客は「メルカリ」に登録し、Web版「メルカリ」を通じて日本で出品された商品を購入することが可能になるという。なお、台湾現地向けのコミュニケーション強化のため繁体字名「美露可利」(読み方、メルカリ)を使用するとしている。
■理研ビタミン <4526> 2,661円 +49 円 (+1.9%) 本日終値
理研ビタミン<4526>が底堅い。28日の取引終了後、タイとベトナムに子会社を設立すると発表した。海外事業の拡大を期待した買いが入ったようだ。これまで東南アジア地域ではシンガポールに設立した100%子会社が食品用改良剤の拡販を進めていた。同地域のなかでも市場のニーズが多様化・高度化するタイと、市場の拡大が見込まれているベトナムにおいて、販売体制を強化する。タイとベトナムでの子会社設立は来年1月を予定する。
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