NY株式:NYダウは462ドル高、パウエルFRB議長の利下げ支持で買い安心感
米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は462.30ドル高の41,175.08ドル、ナスダックは258.44ポイント高の17,877.79で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がジャクソンホール会議での講演で速やかな利下げ軌道を明らかにしたため利下げ期待を受けた買いが加速し、寄り付き後、上昇。不透明感の払拭で買い安心感が広がり終日堅調に推移し終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置の上昇が特に目立った。
地銀のPNCファイナンシャル(PNC)、金融のゴールドマンサックス(GS)、銀行のJPモルガン(JPM)は利下げがより確実になったため、それぞれ上昇。住宅建設会社のレナー(LEN)やKBホームズ(KBH)も住宅金利の低下で売上が増加するとの期待に、買われた。地中海料理のカジュアルレストランチェーン運営のカバ(CAVA)は第2四半期決算の内容が予想を上回り、通期の業績見通し引き上げが好感され、上昇。
配車サービスのウーバーテクノロジーズ(UBER)は自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズとの提携で、来年顧客にオプションとして自動走行車を提示する計画を発表し、上昇。ゼネラル・モーターズ(GM)も上昇。動画配信のロク(ROKU)やオンラインペット用品小売りのチューイ(CHWY)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇した。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は15.61まで低下した。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ