日清食HDがしっかり、即席麺価格巡る公取委警告も値頃感を意識
日清食品ホールディングス<2897>がしっかり。22日、日清食品が販売する即席麺について同社が設定した小売価格で販売させている疑いがあったことに関連し、公正取引委員会から独占禁止法の規定に違反する恐れがあるとして警告を受けたと発表した。ただし今後の事業展開への影響を懸念した売りが膨らむことはなく、発表に対する株価の反応は限られた。同社の25年3月期第1四半期(4~6月)の最終利益は前年同期比13.1%増の158億7300万円で、通期の最終利益予想のレンジの上限に対し、進捗率は約29%と順調な滑り出しとなっている。株価は8月6日に年初来安値をつけて以降、戻りは鈍く値頃感が意識される水準にとどまっていたこともあって、仕切り直しの局面と受け止めた投資家の買いを誘ったようだ。
出所:MINKABU PRESS
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