ダウ平均は横ばい 米雇用者数改定値は大幅下方修正 午後にFOMC議事録=米国株序盤
NY株式21日(NY時間12:49)(日本時間01:49)
ダウ平均 40848.28(+13.31 +0.03%)
ナスダック 17857.37(+40.43 +0.23%)
CME日経平均先物 37855(大証終比:-115 -0.30%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。市場はFRBの動向に焦点が集まっているが、金曜日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を前に午後にFOMC議事録が発表される。
本日は米労働統計局(BLS)が3月までの1年間の米雇用者数の基準改定値(速報)を公表。エコノミストからは、今回は大幅な下方修正になるとの指摘も出ており、市場も注目していたが、81万8000人の下方修正となった。下方修正幅は2009年以来の大きさ。
一部には100万人の下方修正を見込む声も出ていたが、そこまで大幅ではないが、下方修正幅は予想の中心よりは大きかった印象。米株式市場ではネガティブな反応も見せていたが、一時的な動きに留まった。0.50%の大幅利下げ期待までは盛り上がらず、逆にその観測はさらに後退させている。ただ、9月FOMCでの利下げ観測は正当化する内容ではあった。
ジャクソンホールについては、「われわれにとって重要なのはパウエル議長のトーンであり、ハト派寄りの発言が予想される。インフレは2%目標に向かって推移している。これに労働市場が軟化している兆候が加われば、タカ派的な姿勢を維持する必要性はほとんどない」といったコメントも聞かれた。
今週は小売り企業の決算が続いているが、本日も幾つか発表され、百貨店のメーシーズ<M>は冴えなかったものの、ターゲット<TGT>やTJX<TJX>は良好な反応を見せている。
ターゲット<TGT>は大幅高。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高、売上高とも予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。
百貨店のメーシーズ<M>は大幅安。既存店売上高が予想外の減収となったほか、売上高も予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の既存店売上高および売上高の見通しを下方修正した。
アパレルの廉価販売を手掛けるTJX<TJX>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期1株利益および既存店売上高の見通しを上方修正している。
たばこのベクター<VGR>が上昇。日本たばこ産業(JT)<2914>が同社を買収することで合意した。JTは世界第2位の規模を持ち収益性の高い米国市場での存在感を高める。
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。住宅粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、引渡し件数の見通しも上方修正した。
AIソフトウエア開発のビッグベアー・ai<BBAI>が急伸。米連邦航空局(FAA)にITソリューションと新技術を提供するコンセプト・ソリュ―ジョンズ社の請負業者に採用された。
画像誘導外科用ロボットシステム開発のプロセプト・バイオロボティクス<PRCT>が大幅高。FDAが次世代のハイドロス・ロボットシステムを承認した。
金融サービスのB.ライリー・ファイナンシャル<RILY>が急伸。投資会社のオークツリーが同社の2部門の過半数株取得で近く合意の模様と伝わった。
メーシーズ<M> 15.47(-2.27 -12.81%)
ターゲット<TGT> 161.75(+18.54 +12.95%)
TJX<TJX> 120.35(+7.04 +6.21%)
トール・ブラザーズ<TOL> 141.35(+7.83 +5.86%)
ビックベアー・ai<BBAI> 1.74(+0.41 +30.82%)
ベクター<VGR> 15.10(+1.11 +7.90%)
プロセプト<PRCT> 81.91(+16.91 +26.01%)
B.ライリー<RILY> 7.62(+2.14 +38.92%)
アップル<AAPL> 226.31(-0.20 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 423.59(-1.21 -0.28%)
アマゾン<AMZN> 179.44(+0.56 +0.31%)
アルファベットC<GOOG> 167.37(-1.59 -0.94%)
テスラ<TSLA> 221.57(+0.47 +0.21%)
メタ<META> 531.73(+5.00 +0.95%)
AMD<AMD> 157.20(+0.80 +0.51%)
エヌビディア<NVDA> 127.75(+0.50 +0.39%)
イーライリリー<LLY> 950.83(+0.86 +0.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 40848.28(+13.31 +0.03%)
ナスダック 17857.37(+40.43 +0.23%)
CME日経平均先物 37855(大証終比:-115 -0.30%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。市場はFRBの動向に焦点が集まっているが、金曜日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を前に午後にFOMC議事録が発表される。
本日は米労働統計局(BLS)が3月までの1年間の米雇用者数の基準改定値(速報)を公表。エコノミストからは、今回は大幅な下方修正になるとの指摘も出ており、市場も注目していたが、81万8000人の下方修正となった。下方修正幅は2009年以来の大きさ。
一部には100万人の下方修正を見込む声も出ていたが、そこまで大幅ではないが、下方修正幅は予想の中心よりは大きかった印象。米株式市場ではネガティブな反応も見せていたが、一時的な動きに留まった。0.50%の大幅利下げ期待までは盛り上がらず、逆にその観測はさらに後退させている。ただ、9月FOMCでの利下げ観測は正当化する内容ではあった。
ジャクソンホールについては、「われわれにとって重要なのはパウエル議長のトーンであり、ハト派寄りの発言が予想される。インフレは2%目標に向かって推移している。これに労働市場が軟化している兆候が加われば、タカ派的な姿勢を維持する必要性はほとんどない」といったコメントも聞かれた。
今週は小売り企業の決算が続いているが、本日も幾つか発表され、百貨店のメーシーズ<M>は冴えなかったものの、ターゲット<TGT>やTJX<TJX>は良好な反応を見せている。
ターゲット<TGT>は大幅高。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高、売上高とも予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。
百貨店のメーシーズ<M>は大幅安。既存店売上高が予想外の減収となったほか、売上高も予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の既存店売上高および売上高の見通しを下方修正した。
アパレルの廉価販売を手掛けるTJX<TJX>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期1株利益および既存店売上高の見通しを上方修正している。
たばこのベクター<VGR>が上昇。日本たばこ産業(JT)<2914>が同社を買収することで合意した。JTは世界第2位の規模を持ち収益性の高い米国市場での存在感を高める。
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。住宅粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、引渡し件数の見通しも上方修正した。
AIソフトウエア開発のビッグベアー・ai<BBAI>が急伸。米連邦航空局(FAA)にITソリューションと新技術を提供するコンセプト・ソリュ―ジョンズ社の請負業者に採用された。
画像誘導外科用ロボットシステム開発のプロセプト・バイオロボティクス<PRCT>が大幅高。FDAが次世代のハイドロス・ロボットシステムを承認した。
金融サービスのB.ライリー・ファイナンシャル<RILY>が急伸。投資会社のオークツリーが同社の2部門の過半数株取得で近く合意の模様と伝わった。
メーシーズ<M> 15.47(-2.27 -12.81%)
ターゲット<TGT> 161.75(+18.54 +12.95%)
TJX<TJX> 120.35(+7.04 +6.21%)
トール・ブラザーズ<TOL> 141.35(+7.83 +5.86%)
ビックベアー・ai<BBAI> 1.74(+0.41 +30.82%)
ベクター<VGR> 15.10(+1.11 +7.90%)
プロセプト<PRCT> 81.91(+16.91 +26.01%)
B.ライリー<RILY> 7.62(+2.14 +38.92%)
アップル<AAPL> 226.31(-0.20 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 423.59(-1.21 -0.28%)
アマゾン<AMZN> 179.44(+0.56 +0.31%)
アルファベットC<GOOG> 167.37(-1.59 -0.94%)
テスラ<TSLA> 221.57(+0.47 +0.21%)
メタ<META> 531.73(+5.00 +0.95%)
AMD<AMD> 157.20(+0.80 +0.51%)
エヌビディア<NVDA> 127.75(+0.50 +0.39%)
イーライリリー<LLY> 950.83(+0.86 +0.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース