オービーシステム---1Qから連結決算を開始、通期予想も連結で開示へ
オービーシステム<5576>は8日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が18.26億円、営業利益が0.72億円、経常利益が0.82億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.90億円となった。2025年3月期第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、決算短信では2024年3月期第1四半期の数値及び対前年同四半期増減率については記載していない。なお、同時に開示した決算補足説明資料で単体での前年同期比較、連単業績予想比較などの情報を提供している。
金融事業の売上高は7.44億円となった。主力である地銀・都銀分野での受注拡大に注力しつつ、前期に引き続き保険分野での既存案件の拡大や新規案件の獲得ができたこと、及び、人材面においても順調にエンジニアの確保ができたことにより、堅調に推移した。
産業流通事業の売上高は5.23億円となった。主力である産業流通分野については、流通システム案件で一部、検収時期が翌四半期以降となった影響があったものの、自動車関連システム案件、医薬システム案件を中心に堅調に推移した。また、マイコン分野、医療分野においても、前期に生じた開発の延期、縮小の影響から回復し、順調に推移した。
社会公共事業の売上高は4.15億円となった。主力である電力ICT分野、メディア情報分野についしては堅調に推移した。公共分野においても独立行政法人向けの案件は堅調に推移しており、自治体標準化、ガバメントクラウド案件につきましては、依然緩やかな立ち上がりとなった。
ITイノベーション事業の売上高は1.42億円となった。銀行・保険システム、産業流通システム及び生成AI適用システムに関する受注拡大に注力し、クラウドを中心とした案件の確実な受注ができ、業績は堅調に推移した。
2025年3月期の予想については、同日連結決算への移行に伴い連結業績予想を公表した。売上高は75.62億円、営業利益は6.00億円、経常利益は6.36億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4.80億円としている。
《SO》
提供:フィスコ