日経平均VIは大幅に上昇、連日の株価急落で警戒感さらに高まり60を上回る
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時20分現在、前日比+37.08(上昇率125.95%)の66.52と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は66.52、安値は40.13。
先週末の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まり、取引開始後も下げ幅を広げ、連日の大幅安となっている。朝方の売り一巡後は下値が堅い展開となる場面があったものの、午後は下げ幅を拡大する動きで、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがさらに高まり、日経VIは急上昇。60を超えて推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ