スパークスG---1Qは2ケタ増収、前期の特別利益11億円がないことで最終利益は減益であるが、本業を示す営業利益は堅調
スパークス・グループ<8739>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比13.8%増の42.54億円、営業利益が同6.2%増の17.46億円、経常利益が同1.4%増の18.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.5%減の11.20億円となった。
同社グループの当第1四半期末運用資産残高は、1兆9,777億円と前期末比4.7%増となった。当第1四半期における残高報酬は前年同期比19.1%増の39.77億円となった。また、成功報酬は、同37.3%減の2.26億円となり、営業収益は増収となった。営業費用及び一般管理費に関しては、同19.7%増の25.08億円となった。これは、主に公募投信の運用資産残高増加に伴う支払手数料の増加及び人件費の増加によるものとしている。この結果、営業利益および経常利益は増益となった。また、前年同期に計上した投資有価証券売却益11億円が当四半期に計上がないことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は減益となった。 なお、事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す指標である基礎収益(経常的に発生する残高報酬の金額から経常的経費を差し引いた金額)は、同17.8%増の17.85億円となった。
2025年3月期の連結業績予想について、同社グループの主たる事業である投信投資顧問業は、業績が経済情勢や相場環境によって大きな影響を受ける状況にあるため、将来の業績予想は難しいと認識している。なお、同社グループの重要な経営指標の一つである運用資産残高は、原則として毎月月初5営業日以内に、前月末速報値を別途開示している。
《SO》
提供:フィスコ