データアプリ Research Memo(8):市場環境は良好
■成長戦略
1. 市場環境
データ・アプリケーション<3848>を取り巻く市場環境については、いわゆる「2025年の崖」問題(2018年9月に経済産業省が発表した「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」)で、既存システムの老朽化・肥大化・複雑化・ブラックボックス化などによって企業の競争力が低下し、2025年以降に最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が発生する可能性が指摘されている。このため今後は、あらゆる産業でシステムの刷新などDXの推進が加速すると想定されている。
同社が展開する企業間電子データ交換分野のほか、それらを含めた企業内外のシステムの全体最適化を目指して、オンプレミス・クラウド環境など分散化する企業内外のシステム間におけるデータ連携・変換・加工・活用に関する様々なビジネスの拡大が予想されている。これらの状況を勘案すれば同社を取り巻く市場環境は良好だと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HN》
提供:フィスコ