橋本総業ホールディングス---1Q増収、全てのセグメントの売上高が増加
橋本総業ホールディングス<7570>は30日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.1%増の371.85億円、営業利益が同10.4%増の4.08億円、経常利益が同8.3%増の7.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.5%減の4.99億円となった。
管材類の売上高は前年同期比3.5%増の110.14億円となった。非住宅向けの金属管材類及び、水処理施設向けのバルブ類の需要が減少したものの、空調機器類の需要の増加に伴い、空調配管部材の需要が増加したこと及び、樹脂管材類の需要の増加に対応し、在庫商品の拡充、物流機能強化を図ったことにより、増収となった。
衛生陶器・金具類の売上高は同8.8%増の104.61億円となった。リフォーム需要の増加に合わせて、戸建住宅では、衛生機器類や温水洗浄便座の取替需要、高付加価値商品の販売が堅調に推移したこと及び、非住宅分野では、宿泊施設、オフィスビル等のリニューアル需要が増加した。
住宅設備機器類の売上高は同17.2%増の68.60億円となった。給湯機器類は、補助金活用による高付加価値の給湯器やエコキュートの需要が増加したこと及び、住宅分野のリフォーム、非住宅分野のリニューアル需要の増加に対応し、建材分野の新規商材の販売が増加した。
空調・ポンプの売上高は同9.2%増の85.58億円となった。空調機器類は、全国的な猛暑の影響により、住宅、非住宅共に取替需要や省エネ機器などの高付加価値商品の需要が増加し、特に北日本エリアにおける空調機器類の需要が大幅に伸長した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.8%増の1,600.00億円、営業利益が同3.9%増の24.00億円、経常利益が同4.0%増の35.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%増の26.30億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ