ディスコが反落で前日の上げを帳消し、売買代金首位続くも下げトレンドに終止符打てず
ディスコ<6146>が反落、ここ最近は売買代金首位の座をキープしているが株価は売り圧力が優勢で、きょうは一時1680円安の4万5900円まで下値を切り下げた。ここ半導体製造装置関連が全面的に売られる展開にあり、前日に同社株は9日ぶりに満を持して反発に転じたものの、それもきょうの下げですべて吐き出した。半導体切断装置などの世界トップメーカーで、AI用先端半導体向け需要の拡大を背景に受注拡大が顕著となっている。営業利益も24年4~6月期は前年同期比倍増となる333億7600万円と好調を極めた。ただ、株価は成長期待を過剰に織り込んでいたきらいがあり、今月11日に6万8850円の上場来高値を形成した後は、急転直下の暴落に見舞われている。前日は全体相場の反騰に合わせ、「ディスコ株も信用枠を活用した個人投資家の追撃買いが観測」(ネット証券マーケットアナリスト)されたが、買い向かった短期筋はきょうの下げでふるい落とされている形だ。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS