ディスコは6日続落、売買代金断トツも下値模索の動きに歯止めかからず
ディスコ<6146>の下げが止まらない。株価は7月11日に上場来高値6万8850円をつけた後に急落しており、ここ売買代金も全上場銘柄を通じて断トツの1位となるケースが多くなっている。同社は半導体製造の後工程である切断装置を手掛け、世界トップシェアを誇る。生成AI市場の急拡大を背景にAI用半導体向けで同社の商機が高まっており、足もとの業績も好調を維持している。しかし、「市場コンセンサスのハードルが高すぎるうえ、エヌビディア<NVDA>をはじめとする米半導体株の調整を横目に、利益確定を急ぐ動きが表面化し想定外の下落に見舞われている」(中堅証券ストラテジスト)状況だ。きょうは、ディスコの株価は午前中にプラス圏に浮上する場面があったが、その後は買いが続かなかった。このままマイナス圏で引ければ6日続落となる。市場では、個人投資家が信用取引を活用し押し目に買い向かっているとの観測もあるが、信用買い残が膨らんだ場合はその投げ売りを誘発する可能性があるだけに、半導体関連株全般を占ううえでも今後の同社株の動向から目が離せない。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年07月24日 12時06分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年07月24日 12時06分