日経レバ急落、個人は既に利食い優先で直近週は信用買い残と売り残の水準が逆転
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急落、一時1740円安の3万1670円まで水準を切り下げた。前日の米国株市場でこれまで相場を牽引していた主力ハイテク株が軒並み売り込まれ、ナスダック総合株価指数が急落、これを受けて東京株式市場でも主力株にリスク回避目的の売りが噴出した。日経平均株価は一時1000円を超える急落に見舞われ4万1000円近辺まで売り込まれる場面があった。日経平均に連動するように組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に設定された日経レバも大きく下値を試す展開に。株式需給面では、直近週で日経レバの信用買い残が急減、一方で売り残は急増し買い残を上回る状況にあり、信用倍率は1倍を下回っていた。個人投資家も短期急騰に対する警戒感が強まっていたとみられる。なお、きょうは全体指数は波乱展開となっているが、個別株ベースでは中小型株に投資資金が還流しており、値上がり銘柄数が1000を上回るなど値下がり数を大幅に上回っている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年07月12日 11時22分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年07月12日 11時22分