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ダウ先物は小幅高 明日のCPIに注目=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:51)(日本時間21:51)
ダウ先物 39616(+20.00 +0.05%)
S&P500 5644.25(+13.00 +0.23%)
ナスダック100先物 20754.00(+75.50 +0.37%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高で推移している。前日にパウエルFRB議長が上院で議会証言を行ったが、米株式市場は方向感のない展開ではあったが、無難に通過している。議長は長期間に渡る高金利は経済成長を阻害する恐れがあると警告した一方、さらに良いデータが出れば、インフレが持続的に2%に向かっているという確信を強めると述べていた。

 利下げは視野に入っているものの、データを確認したいとのこれまでの姿勢に変化がなかった。直近の経済指標に景気減速の兆候が見られていることから、市場ではもう少しハト派に傾斜するとの期待も出ていたが、議長のスタンスはこれまでと変わらなかった。米株式市場の反応は限定的だったものの、ネガティブな反応はなく、最高値圏での推移は維持している。議長は本日も下院で証言する。

 市場はむしろ、明日の米消費者物価指数(CPI)や明後日の生産者物価指数(PPI)に注目しているようだ。それらは市場の利下げ見通しにとって重要な試金石になるとの見方も多い。「CPIが冷え込み、PPIも冷え込めば、9月利下げは織り込み済みとなるだろう」との声も出ている。

 3M<MMM>が時間外で下落。パトラワラCFOが別の機会を求めて7月31日付で辞任すると発表した。同社は後任探しのプロセスを開始した。

 特殊メモリの設計開発を手掛けるスマート・グローバル<SGH>が決算を受け時間外で上昇。1株利益が予想を上回ったほか、予想を上回る第4四半期の見通しも示した。

 くら寿司USA<KRUS>が決算を受け時間外で下落。1株損失が予想外の赤字となったほか、通期の売上高見通しを下方修正した。

 工業用ガスのエアープロダクツ&ケミカルズ<APD>が時間外で上昇。ハネウェル<HON>が同社のLNG部門を買収することで合意した。

(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外
3M<MMM> 99.55(-0.14 -0.14%)
エアープロダクツ<APD> 259.75(+5.05 +1.98%)
スマート・グローバル<SGH> 25.05(+1.83 +7.88%)
くら寿司USA<KRUS> 56.50(-1.97 -3.37%)

アップル<AAPL> 229.53(+0.85 +0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 461.26(+1.72 +0.37%)
アマゾン<AMZN> 199.88(+0.54 +0.27%)
アルファベット<GOOG> 191.13(+0.69 +0.36%)
テスラ<TSLA> 263.14(+0.81 +0.31%)
メタ<META> 532.51(+2.51 +0.47%)
エヌビディア<NVDA> 133.95(+2.57 +1.96%)
AMD<AMD> 177.70(+0.60 +0.34%)
イーライリリー<LLY> 939.00(+6.50 +0.70%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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