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6031 ZETA

東証G
407円
前日比
-4
-0.97%
PTS
407.3円
11:20 11/27
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
140 9.02 1.72
時価総額 105億円
比較される銘柄
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JTP

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サイジニア Research Memo(7):「ZETA HASHTAG」と「ZETA AD」が急速な立ち上がり


■サイジニア<6031>の業績動向

2. ZETAの2024年5月期第3四半期の業績動向
CX改善サービスの主軸となるZETAの2024年5月期第3四半期は、売上高906百万円(前年同期比32.6%増)、営業利益247百万円(同100.8%増)、経常利益249百万円(同111.0%増)、当期純利益172百万円(同122.1%増)の大幅な増収増益となり、連結の好業績をけん引した。期初計画との比較でも、売上高で16百万円、営業利益で53百万円の超過達成となった。なお、期初計画との比較で、売上高と営業利益の超過達成幅が第2四半期から縮小したが、これは第2四半期に前倒しで受注が発生したことが要因で、引き続き好調に推移していると言える。

ZETAでは、「ZETA SEARCH」をはじめ既存製品の新規契約が着実に増えているところに、クロスセル戦略を強めていることから「ZETA CXシリーズ」の複数製品を採用する既存顧客が増加している。また、新製品の「ZETA HASHTAG」は、クッキー規制による追い風やGoogleが日本限定のハッシュタグ検索を発表したことなどを背景に、第2の柱として急成長を開始した。通常主力の「ZETA SEARCH」を入口に同社との取引が開始されることが多いが、最近では「ZETA HASHTAG」が第2の入口となった感もある。なお、「ZETA HASHTAG」は、「ASPICクラウドアワード2023」の「データ活用系ASP・SaaS部門」において奨励賞を受賞、また2件目の特許として、商品情報や商品レビューからハッシュタグを生成することに関する広範な特許を取得するなど、技術的に高い評価を得ることができた。

リテールメディア広告エンジンの「ZETA AD」はリリースして8年が経つが、足元で自社ECサイトをリテールメディアとして活用するEC事業者が増えはじめ、ようやく時代が追いついてきたという印象である。「ZETA AD」の導入効果は明白で、(株)丸井が運営する「マルイウェブチャネル」では、導入済みの「ZETA SEARCH」や「ZETA RECOMMEND」と連携してシナジーを発揮、検索条件と連動した最適な広告掲載を実現するなど、ユーザーへの訴求効果が高まったようである。また、「SHOPLIST.com by CROOZ」では、CTR※1とROAS※2が140%改善、クリック後の購入率は150?160%増、広告経由の流通額は20倍以上となった。こうした実績から「ZETA AD」は、主要顧客のアパレルのみならず、家電量販やスポーツ、DIY、メーカーの直販系サイトなど様々な業態からアプローチが増えており、早くも第3の入口になりつつあるようだ。

※1 CTR(Click Through Rate):ユーザーに表示された広告のうちクリックされた回数の割合。
※2 ROAS(Return On Advertising Spend):広告の費用対効果。広告費に対して得られた売上を示す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SI》

 提供:フィスコ

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