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新興市場銘柄ダイジェスト:ティムスは急反発、ヘリオスが年初来高値更新


<4824> メディアS 340 -2
小幅安。スクール業務向けクラウドサービス「マイクラス」が、朝日カルチャーセンターの基幹業務システムとして採用されたと発表したが、反応は限定的なようだ。朝日カルチャーセンターは、教養・文学・語学・芸術・趣味など多彩な年間延べ3万7000講座を運営する、国内最大級の生涯学習センターである。システムのリプレースにあたり、大規模システムで稼働実績のある「マイクラス」のプラットフォームをベースに、オンライン講座に対応するため、カスタマイズにてVIMEOとのシームレスな連携を可能とした。

<4598> DELTA-P 534 -24
小幅下落。19日の取引終了後、末期の膵臓がん患者を対象に国内で実施していた「DFP-17729」を利用する臨床試験での開発状況について開示した。第1相と第2相を併せた層別解析の結果、膵臓がん患者の3次以降の治療、TS-1と併用した時の治療、DFP-17729の長期間治療(6週間以上)において、被験薬群の生存期間の中央値(mOS)は9.0ヶ月、対照群の生存期間の中央値(mOS)は6.1ヶ月となり、両群の間に差が認められた。好材料も、サンバイオの下落等に影響を受けているようだ。

<2997> ストレージ王 757 +100
2営業日連続ストップ高買い気配。18日に発表した記念株主優待実施と株主優待制度導入を好感し、19日のストップ高に続いて、買いが先行している。4月に上場3年目を迎えたことを記念して記念株主優待を実施し、7月31日時点の株主を対象に一律でQUOカード2000円分を贈呈する。また、毎年1月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数と保有期間に応じて、QUOカード3000~6000円分及び同社トランクルームの割引券2000~5000円相当を贈呈する。

<3815> メディア 319 +80
ストップ高。24年8月期業績予想の売上高を22億円から19.93億円へ引き下げたほか、最終損益を0.3億円の黒字から一転2.92億円の赤字に下方修正し、配当も無配とした。事業の選択と集中に伴い、特別損失を0.93億円計上する一方、26年8月期に営業利益2.5億円を目指す中期経営計画を策定した。また、株主優待制度を新設し、毎年8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有期間1年未満でQUOカードPAY4000円分、1年以上で5000円分を贈呈するとした。

<4593> ヘリオス 190 +30
年初来高値更新。アステラス製薬子会社と網膜色素上皮(RPE)細胞製造方法等に関するライセンス契約を締結したと発表し、好材料視されている。同社が保有するRPE細胞の製造法ならびに純化法に関する特許を、日本以外の全世界における出願国で非独占的に許諾するライセンス契約を締結したとしている。本契約締結時に一時金として300万ドルを受領する。さらに、その後本特許を用いて開発及び製造された製品が米国において承認を受けた時点で、マイルストーンとして最大800万ドルを受領する可能性がある。

<4891> ティムス 223 +10
急反発。急性腎障害の治療薬候補として開発を進めてきたTMS-008の第I相臨床試験において、第1例目の投与を実施したと発表した。これまでの非臨床試験結果からTMS-008の非臨床フェーズでの有効性と安全性は確認されているが、本試験においては健常な成人男性を対象としてTMS-008をコホート毎に漸増的に投与し、ヒトでの安全性、忍容性及び薬物動態等について確認を進めていく。今年度中に全ての被験者への投与及び観察を終了し、最初のリードアウトを25年度第1四半期に行う予定とした。
《ST》

 提供:フィスコ

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