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富田隆弥の【CHART CLUB】 「重要イベントが目白押しの6月第2週」


◆米半導体大手エヌビディア<NVDA>の株価が5日に1224ドルと上場来高値を更新、時価総額は3兆ドルを突破し、マイクロソフト<MSFT>に次ぐ世界2位に上りつめた。それを受けてフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5347ポイント、ナスダックは1万7187ポイントに上昇し、それぞれ最高値を更新した。

◆そして、6日の東京市場でも半導体関連が買われ、日経平均株価は前日比213円高の3万8703円と3日ぶりに反発した。この調子で半導体関連が堅調に推移するなら、3月下旬に調整入りした日足チャートも「好転」し、3月22日に付けた史上最高値4万1087円の更新も見えてくるだろう。

◆そうなることを切に願うが、やはり強気に転じるのは「4万円」回復を確認してからだ。というのも、来週はエヌビディアの1対10の株式分割を反映した取引が10日から始まるほか、11~12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、12日には米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。国内でも13~14日に日銀金融政策決定会合、14日にメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出)を控えるなど、6月第2週は日米の重要イベントが目白押しだ。

◆一方、4日(日本時間)の夕方から夜間にかけて、為替が1ドル=154円54銭まで円高に振れ、欧州株やインド株、原油価格(WTI)が急落するなど、マーケットは一時不穏な空気に包まれた。翌日に反発して事なきを得たが、地政学リスクや米国景気、為替の動向などは一段と不透明感を増している。

◆何がどのように影響し連鎖していくのかは霧の中だが、相場は「流れに従う」のが基本であるから、早く日経平均株価の4万円乗せ(好転)を確認したいところだ。ちなみに、週足で6月第2週は、4月19日の安値から9週目(一目均衡表の基本数値)、3月22日の高値から13週目(フィボナッチ数列)にあたり、チャート的にも重要変化日を迎える。

(6月6日 記、次回更新は6月15日10時を予定)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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