JRC:屋外用コンベヤ部品で国内トップシェア、海外成長も取り込んで高成長
JRC<6224>は、屋外用ベルトコンベヤ部品の製造・販売、コンベヤ課題解決ソリューションを提供する「コンベヤ部品事業」が主力。屋外用のベルトコンベヤは大規模かつ劣悪な環境で使用されることが特徴であり、主に製鉄所、建設・工事現場、セメント工場、鉱山、発電所等における長距離・重量物搬送といった場面で使用されている。同社はベルトコンベヤ部品で国内シェア No.1。売上は更新・リピートの占めるウエイト(約 86%)が大きく、リカーリング性が高い製品となっている。
コンベヤ部品業界において同社のシェアは50%を超え国内首位。同社は北海道、埼玉県、兵庫県、鹿児島県に工場を有し、また全国に代理店を有し全国に製品を供給できる体制を整えている。業界内において、全国的に製品を供給できるのは同社のみである。
今後は海外展開も本格化する25年2月期にはインドネシア石炭鉱山向けまたタイ国営発電所向け案件の売上を計上する計画。また「ロボットSI事業」では製造現場の人材不足、生産性改善といった課題を解決するロボットパッケージを提供しており、当事業の24年2月期売上高は前期比47.8%増の744百万円となるなど高成長が続いている。これらのことを背景に25年2月期はコンベヤ部品事業売上高は10.5%増の9,673百万円、ロボットSI事業売上高は同28.1%増の953百万円を計画し、全体では売上高は前期比12.2%増の10,627百万円、営業利益は同24.5%増の1,582百万円を目指す。
《NH》
提供:フィスコ