日経レバが1300円超の急落、リスクオフ一色で25日線を一気に下放れる
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>がマドを開けて急落、1300円を超える下げで25日移動平均線を下放れる格好となった。前日の欧米株市場が全面安となり、リスクオフの流れが東京市場にも及んでいる。前日は中国を除き、世界的な金利上昇局面となったことで、これを嫌気する動きが顕在化した。米国債券市場では10年債利回りが4.6%台に乗せたが、国内でも新発10年債利回りの上昇基調が止まらず、足もとで遂に1.10%台まで水準を切り上げてきた。株式の相対的割高感が意識されやすくなっており、リスク回避の売りを誘発している。また、きょうは北朝鮮が弾道ミサイル十数発を日本海に向け一斉に発射したとの報道で、地政学リスクも重荷となった。そうしたなか、日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで価格変動率が日経平均の2倍に設定されている日経レバは、短期筋の売買が活発化するなかフシ目の2万7000円台を大きく割り込んだ。株式需給面では、ここ信用買い残の整理が進んでいたが、信用倍率は2.8倍と依然として大幅に買い長の状態であり、含み損を抱えている個人投資家の見切り売りを誘っている。
出所:MINKABU PRESS
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