サインポスト Research Memo(2):課題解決で社会の発展に貢献
■会社概要
1. 会社概要
サインポスト<3996>は、創業の理念「孫の代まで豊かな社会を創る一翼を担う」のもと、社会に新たな価値を創出することを目指すテクノロジー企業である。金融機関をはじめ様々な業界の顧客の経営・業務課題の解決と、これらを通じた社会課題の解決を目指し、顧客のIT部門の一員として行動し続け、オープンイノベーションを通じた社会課題解決に寄与する技術・サービスの掘り起こしとマッチングなど、サービス・製品を想像・創造することで社会の発展に貢献することを使命と位置付けている。なお2022年3月にCIを刷新し、新たにマスコットキャラクター「えすびぃ」を制定した。
2024年2月期末時点の総資産は2,601百万円、純資産は1,545百万円、自己資本比率は59.4%、発行済株式数は12,790,995株(自己株式3,211株を含む)である。本社は東京都中央区日本橋本町で、沖縄県那覇市に沖縄サテライトを設置している。なお、2019年7月にJR東日本スタートアップと合弁で設立したTTGについては、持分法非適用関連会社(2024年3月末時点の出資比率37.4%)としている。また2020年3月には、NSD<9759>及び(株)NSD先端技術研究所と資本業務提携した。
2. 沿革
2007年3月に「お客さまのIT部門の一員として」具体的な課題解決を行うことを目的として、東京都中央区日本橋本町に同社を設立し、銀行向けのコンサルティング業務を開始した。その後、主に地域銀行、クレジットカード会社、投資運用会社を中心とする金融業界向けのコンサルティング事業、イノベーション事業、DX・地方共創事業を展開している。
2017年3月には、小売業者が抱える課題の解決を目的として、自社開発の設置型AI搭載セルフレジ「ワンダーレジ」を発表した。また、小売業者向けに店舗運営の省人化を図る製品・ソリューションの提供を拡大するため、2019年7月にJR東日本スタートアップとの合弁会社TTGを設立した。さらに、2021年7月にはコンパクトPOSセルフレジ「EZレジ(イージーレジ)」を発表、2021年8月には書店向けセルフレジ「ワンダーレジ-BOOK」を発表した。
株式関係では、2017年11月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場へ株式上場、2019年5月に東証1部へ市場変更、2022年4月の東証の市場区分見直しに伴ってプライム市場へ移行、2023年10月に東証スタンダード市場へ市場変更した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SO》
提供:フィスコ