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東京株式(前引け)=続伸、米CPI控え買い一巡後は伸び悩む

 15日前引けの日経平均株価は前営業日比135円09銭高の3万8491円15銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は11億4417万株、売買代金概算は2兆6879億円。値上がり銘柄数は545、対して値下がり銘柄数は1058、変わらずは46銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は買い優勢の展開となり、日経平均は朝方に450円以上水準を切り上げる場面もあった。前日の米株高や為替の円安を背景にハイテク株中心に投資資金が流入し全体を押し上げた。ただ、日本時間今晩に予定される4月の米消費者物価指数(CPI)発表を前に、買い一巡後は伸び悩む展開となった。個別株は決算発表に絡み明暗を分けているが、好決算発表を評価されて人気化する銘柄がある一方で、決算内容が期待に届かない銘柄については大きく売り込まれるものも相次ぎ、投資家のセンチメントも強気に傾きにくい状況にある。値下がり銘柄数は1000を超え値上がり数を大幅に上回っている。

 個別ではソニーグループ<6758>が大商いで高く、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>も買われた。三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。アトラエ<6194>がストップ高となり、恵和<4251>が急騰で値上がり率首位に。三越伊勢丹ホールディングス<3099>の大幅高も目立つ。半面、三井E&S<7003>が値を下げ、ニトリホールディングス<9843>は急落。荏原<6361>、SMC<6273>も売られた。三井海洋開発<6269>が大幅安、カシオ計算機<6952>、シャープ<6753>なども大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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