<注目銘柄>=JINSHD、会社の修正計画は保守的
ジンズホールディングス<3046>は、上期決算と同時に24年8月期通期の最終利益予想を下方修正し、これを受けて株価は大きく下落したが、修正計画は保守的との見方が強い。今後、国内売り上げの回復基調確認で株価も反転攻勢が期待でき、時価水準は下値買いの好機だろう。
同社は「JINS」ブランドを展開するアイウェア(眼鏡)製造・販売会社。4月12日に発表した第2四半期累計(23年9月~24年2月)連結決算は、中国事業の苦戦から売上高は従来予想の385億円を下回る380億1800万円(前年同期比10.0%増)を計上。一方で主に国内アイウェア事業で広告宣伝費や業務委託費を抑制した効果により、営業利益は18億4000万円の計画に対して25億6300万円(同69.9%増)となった。
上期決算の発表にあわせて同社では、国内で店舗従業員の待遇改善による人件費増加などを理由に通期最終利益予想を31億円から29億円(前期比64.6%増)へ引き下げた。ただ、販促や接客の強化により有料オプションレンズの装着率が上がり、眼鏡一式単価が上昇していることや、下期の既存店売上高前提4.6%増に対して4月は5.5%増と想定を上回っていることなどを考慮すると計画上振れの可能性は十分で、会社計画の通期営業利益予想55億円(前期比13.5%増)に対して、65億円を見込む調査機関もある。上方修正期待が高まれば、株価の見直しも進みそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は「JINS」ブランドを展開するアイウェア(眼鏡)製造・販売会社。4月12日に発表した第2四半期累計(23年9月~24年2月)連結決算は、中国事業の苦戦から売上高は従来予想の385億円を下回る380億1800万円(前年同期比10.0%増)を計上。一方で主に国内アイウェア事業で広告宣伝費や業務委託費を抑制した効果により、営業利益は18億4000万円の計画に対して25億6300万円(同69.9%増)となった。
上期決算の発表にあわせて同社では、国内で店舗従業員の待遇改善による人件費増加などを理由に通期最終利益予想を31億円から29億円(前期比64.6%増)へ引き下げた。ただ、販促や接客の強化により有料オプションレンズの装着率が上がり、眼鏡一式単価が上昇していることや、下期の既存店売上高前提4.6%増に対して4月は5.5%増と想定を上回っていることなどを考慮すると計画上振れの可能性は十分で、会社計画の通期営業利益予想55億円(前期比13.5%増)に対して、65億円を見込む調査機関もある。上方修正期待が高まれば、株価の見直しも進みそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS