話題株ピックアップ【夕刊】(1):AOKIHD、日本ライフL、タカラトミー
■AOKIHD <8214> 1,244円 +137 円 (+12.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
AOKIホールディングス<8214>が急反発で年初来高値を更新。1日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1850億円から1877億円(前の期比6.5%増)へ、営業利益が130億円から138億5000万円(同35.3%増)へ、純利益が68億円から75億5000万円(同34.1%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。経済活動の正常化が進んだことなどにより、ファッション事業の一般マーケット及びフレッシャーズなどが好調に推移した。また、ファッション事業における仕入れ価格の上昇に対応した適切な販売施策の実施なども寄与した。なお業績上振れに伴い、27円を予定していた期末配当を37円にするとあわせて発表した。年間配当は50円(前の期20円)となる。
■日本ライフライン <7575> 1,251円 +91 円 (+7.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
日本ライフライン<7575>が急反発。1日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.1%増の540億円、経常利益は同4.0%増の110億円を見込む。経常利益は2期ぶりに過去最高益を更新する計画。年間配当予想は同4円増配の46円としており、ポジティブ視されたようだ。心腔内除細動カテーテルをはじめとする自社製品の売り上げ増加を見込むほか、大腿静脈用止血デバイスも大幅に伸長すると想定。心血管関連ではオープンステントグラフトの販売が堅調に推移し、脳血管関連や消化器ではポートフォリオの充実化に伴い収益が拡大すると予想する。24年3月期の売上高は前の期比0.7%減の513億8400万円、経常利益は同3.0%減の105億8100万円だった。あわせて同社は、筆頭株主である創業家の資産管理会社が、保有株式の一部について売却する意向を示したことに伴って、550万100株(発行済み株式総数の7.26%)を上限に1株1045円で自己株式の取得に向けた公開買い付けを実施すると発表した。取得総額は最大で57億4760万円となる。
■松風 <7979> 3,240円 +175 円 (+5.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
松風<7979>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。1日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の348億8800万円から350億8000万円(前の期比10.7%増)へ、営業利益が43億800万円から47億900万円(同23.1%増)へ、純利益が32億400万円から36億5500万円(同16.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上原価率の改善や投資有価証券売却益の計上などが寄与した。また、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。最低投資金額を引き下げ株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大をはかることが目的としている。同時に、28年3月期に売上高501億8500万円、営業利益75億3100万円を目指す中期経営計画もあわせて発表した。地域の需要・ニーズに適合した新製品の開発・投入や販売網・販売拠点の整備、コストダウン、生産量の拡大に対応した生産拠点の再配置、海外生産の拡大などを重点課題としており、株主還元も「連結ベースでの配当性向30%以上、純資産配当率(DOE)1.7%を目安とする」から「連結ベースでの配当性向40%以上、純資産配当率(DOE)3.0%以上」に変更した。
■タカラトミー <7867> 2,652円 +142 円 (+5.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
タカラトミー<7867>が急伸。玩具メーカー大手で、カプセル玩具やトレーディングカードなど玩具周辺ビジネスも手掛け、海外売上高比率が約4割とグローバル展開も特徴。足もとの業績は絶好調に推移しており、1日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の170億円から185億円(前の期比41%増)に増額した。今期は5期ぶりの過去最高益更新見通しにあったが、更に上乗せされた格好となる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、24年3月期年間配当は従来計画の43円から7円増額し50円とすることも併せて発表、これらを評価材料に投資資金が集中した。
■北海道電力 <9509> 1,167円 +51.5 円 (+4.6%) 本日終値
北海道電力<9509>が切り返し急。大型連休中は経済活動の低下で電力需要も減少傾向となるが、5月中旬以降は夏場が近づくに従い、エアコンの稼働などで電力需給の逼迫が意識されやすくなる。また、同社は将来的にラピダスの千歳工場が稼働した際の膨大な電力需要に対応することで、泊原発の再稼働に向けた動きなどが株価の刺激材料となりやすい。足もとの業績も急変貌しており、24年3月期は電力料金の値上げ効果と「期ずれ差益」が反映され最終損益が662億100万円の黒字(前の期実績は221億9300万円の赤字)で、一気に過去最高利益更新となった。25年3月期はその反動で最終利益は前期比35%減の430億円を見込むが、それでも予想一株利益202円から換算されるPERは6倍未満と割安感が際立つ。株式需給面では、4月中旬以降に貸株市場を経由した機関投資家による空売りが溜まっており、足もとではその買い戻しが株価に浮揚力を与えているとみられる。
■住友商事 <8053> 4,300円 +180 円 (+4.4%) 本日終値
住友商事<8053>は後場取引後半に一段高。同社は午後2時15分に24年3月期決算を発表、最終利益は前の期比32%減の3863億5200万円となったが、25年3月期の同利益については前期比37%増の5300億円とV字回復を見込んでいる。また決算発表と併せて、1900万株、500億円を上限とする自社株買い及び自社株消却を発表しており、これを好感する形で投資資金を呼び込んだ。同社株は朝方から上値指向をみせていたが、午後に入り同社に先立って決算を発表した三菱商事<8058>が決算内容を嫌気され値を崩したことを受け、株価も軟化傾向をみせていた。
■Jフロント <3086> 1,422.5円 +50.5 円 (+3.7%) 本日終値
J.フロント リテイリング<3086>が大幅高で3日ぶりに反発。1日の取引終了後に発表した4月度の売上速報で、百貨店事業の売上高が前年同月比13.1%増と31カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。名古屋店の大型改装による売り場面積の縮小や、休日が前年比で1日少なかったことによるマイナスの影響はあったものの、訪日外国人売上が前年の3倍となるなど好調に推移し、またラグジュアリーブランド、化粧品が大きく売り上げを伸ばしたことが寄与した。
■アイティメディア <2148> 1,857円 +65 円 (+3.6%) 本日終値
アイティメディア<2148>が反発。1日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高86億3000万円(前期比7.9%増)、営業利益23億円(同3.2%増)と増収増益を見込むことが好感された。米テクノロジー市場の成長鈍化によるマーケティング投資の抑制を背景にした外資系顧客からの収入減の影響は残るものの、前期第4四半期からデジタルイベントが復調に向かっていることが業績に貢献する。また、前期に広告市場単価の低迷により落ち込んだ運用型広告収益も反転に向かう見通しという。なお、24年3月期決算は、売上高80億100万円(前の期比8.6%減)、営業利益22億2800万円(同24.0%減)だった。
■TWOST <7352> 1,682円 +56 円 (+3.4%) 本日終値
TWOSTONE&Sons<7352>が続伸。午後1時ごろ、100%子会社Branding Careerが、パーソナライズ婚活サービス「ヒトオシ」を運営するParasol(東京都港区)と業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。Branding Careerが有する求職者に対するキャリア・転職支援に加え、Parasolの生涯パートナーとのマッチングサービスを提案することで、より良い人生を歩みたいと考える人に対して「ビジネスシーンだけではなく“人生を輝かせる”」支援を行うとしている。
■H2Oリテイ <8242> 1,811円 +46 円 (+2.6%) 本日終値
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が反発。1日の取引終了後に発表した4月度の売上速報で、百貨店事業の全店売上高が前年同月比19.9%増と31カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。春の行楽や新生活需要などで春のファッションや各種ギフトへのニーズなど、顧客の購買意欲が高かった。また、引き続き都心店の売り上げの伸びは高水準で、特に阪急本店の売上高は前年比約3割増と全体を牽引した。
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AOKIホールディングス<8214>が急反発で年初来高値を更新。1日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1850億円から1877億円(前の期比6.5%増)へ、営業利益が130億円から138億5000万円(同35.3%増)へ、純利益が68億円から75億5000万円(同34.1%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。経済活動の正常化が進んだことなどにより、ファッション事業の一般マーケット及びフレッシャーズなどが好調に推移した。また、ファッション事業における仕入れ価格の上昇に対応した適切な販売施策の実施なども寄与した。なお業績上振れに伴い、27円を予定していた期末配当を37円にするとあわせて発表した。年間配当は50円(前の期20円)となる。
■日本ライフライン <7575> 1,251円 +91 円 (+7.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
日本ライフライン<7575>が急反発。1日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.1%増の540億円、経常利益は同4.0%増の110億円を見込む。経常利益は2期ぶりに過去最高益を更新する計画。年間配当予想は同4円増配の46円としており、ポジティブ視されたようだ。心腔内除細動カテーテルをはじめとする自社製品の売り上げ増加を見込むほか、大腿静脈用止血デバイスも大幅に伸長すると想定。心血管関連ではオープンステントグラフトの販売が堅調に推移し、脳血管関連や消化器ではポートフォリオの充実化に伴い収益が拡大すると予想する。24年3月期の売上高は前の期比0.7%減の513億8400万円、経常利益は同3.0%減の105億8100万円だった。あわせて同社は、筆頭株主である創業家の資産管理会社が、保有株式の一部について売却する意向を示したことに伴って、550万100株(発行済み株式総数の7.26%)を上限に1株1045円で自己株式の取得に向けた公開買い付けを実施すると発表した。取得総額は最大で57億4760万円となる。
■松風 <7979> 3,240円 +175 円 (+5.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
松風<7979>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。1日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の348億8800万円から350億8000万円(前の期比10.7%増)へ、営業利益が43億800万円から47億900万円(同23.1%増)へ、純利益が32億400万円から36億5500万円(同16.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上原価率の改善や投資有価証券売却益の計上などが寄与した。また、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。最低投資金額を引き下げ株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大をはかることが目的としている。同時に、28年3月期に売上高501億8500万円、営業利益75億3100万円を目指す中期経営計画もあわせて発表した。地域の需要・ニーズに適合した新製品の開発・投入や販売網・販売拠点の整備、コストダウン、生産量の拡大に対応した生産拠点の再配置、海外生産の拡大などを重点課題としており、株主還元も「連結ベースでの配当性向30%以上、純資産配当率(DOE)1.7%を目安とする」から「連結ベースでの配当性向40%以上、純資産配当率(DOE)3.0%以上」に変更した。
■タカラトミー <7867> 2,652円 +142 円 (+5.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
タカラトミー<7867>が急伸。玩具メーカー大手で、カプセル玩具やトレーディングカードなど玩具周辺ビジネスも手掛け、海外売上高比率が約4割とグローバル展開も特徴。足もとの業績は絶好調に推移しており、1日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の170億円から185億円(前の期比41%増)に増額した。今期は5期ぶりの過去最高益更新見通しにあったが、更に上乗せされた格好となる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、24年3月期年間配当は従来計画の43円から7円増額し50円とすることも併せて発表、これらを評価材料に投資資金が集中した。
■北海道電力 <9509> 1,167円 +51.5 円 (+4.6%) 本日終値
北海道電力<9509>が切り返し急。大型連休中は経済活動の低下で電力需要も減少傾向となるが、5月中旬以降は夏場が近づくに従い、エアコンの稼働などで電力需給の逼迫が意識されやすくなる。また、同社は将来的にラピダスの千歳工場が稼働した際の膨大な電力需要に対応することで、泊原発の再稼働に向けた動きなどが株価の刺激材料となりやすい。足もとの業績も急変貌しており、24年3月期は電力料金の値上げ効果と「期ずれ差益」が反映され最終損益が662億100万円の黒字(前の期実績は221億9300万円の赤字)で、一気に過去最高利益更新となった。25年3月期はその反動で最終利益は前期比35%減の430億円を見込むが、それでも予想一株利益202円から換算されるPERは6倍未満と割安感が際立つ。株式需給面では、4月中旬以降に貸株市場を経由した機関投資家による空売りが溜まっており、足もとではその買い戻しが株価に浮揚力を与えているとみられる。
■住友商事 <8053> 4,300円 +180 円 (+4.4%) 本日終値
住友商事<8053>は後場取引後半に一段高。同社は午後2時15分に24年3月期決算を発表、最終利益は前の期比32%減の3863億5200万円となったが、25年3月期の同利益については前期比37%増の5300億円とV字回復を見込んでいる。また決算発表と併せて、1900万株、500億円を上限とする自社株買い及び自社株消却を発表しており、これを好感する形で投資資金を呼び込んだ。同社株は朝方から上値指向をみせていたが、午後に入り同社に先立って決算を発表した三菱商事<8058>が決算内容を嫌気され値を崩したことを受け、株価も軟化傾向をみせていた。
■Jフロント <3086> 1,422.5円 +50.5 円 (+3.7%) 本日終値
J.フロント リテイリング<3086>が大幅高で3日ぶりに反発。1日の取引終了後に発表した4月度の売上速報で、百貨店事業の売上高が前年同月比13.1%増と31カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。名古屋店の大型改装による売り場面積の縮小や、休日が前年比で1日少なかったことによるマイナスの影響はあったものの、訪日外国人売上が前年の3倍となるなど好調に推移し、またラグジュアリーブランド、化粧品が大きく売り上げを伸ばしたことが寄与した。
■アイティメディア <2148> 1,857円 +65 円 (+3.6%) 本日終値
アイティメディア<2148>が反発。1日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高86億3000万円(前期比7.9%増)、営業利益23億円(同3.2%増)と増収増益を見込むことが好感された。米テクノロジー市場の成長鈍化によるマーケティング投資の抑制を背景にした外資系顧客からの収入減の影響は残るものの、前期第4四半期からデジタルイベントが復調に向かっていることが業績に貢献する。また、前期に広告市場単価の低迷により落ち込んだ運用型広告収益も反転に向かう見通しという。なお、24年3月期決算は、売上高80億100万円(前の期比8.6%減)、営業利益22億2800万円(同24.0%減)だった。
■TWOST <7352> 1,682円 +56 円 (+3.4%) 本日終値
TWOSTONE&Sons<7352>が続伸。午後1時ごろ、100%子会社Branding Careerが、パーソナライズ婚活サービス「ヒトオシ」を運営するParasol(東京都港区)と業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。Branding Careerが有する求職者に対するキャリア・転職支援に加え、Parasolの生涯パートナーとのマッチングサービスを提案することで、より良い人生を歩みたいと考える人に対して「ビジネスシーンだけではなく“人生を輝かせる”」支援を行うとしている。
■H2Oリテイ <8242> 1,811円 +46 円 (+2.6%) 本日終値
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が反発。1日の取引終了後に発表した4月度の売上速報で、百貨店事業の全店売上高が前年同月比19.9%増と31カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。春の行楽や新生活需要などで春のファッションや各種ギフトへのニーズなど、顧客の購買意欲が高かった。また、引き続き都心店の売り上げの伸びは高水準で、特に阪急本店の売上高は前年比約3割増と全体を牽引した。
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