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0018 東証 大型株

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【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、米株高受けリスクオンの買い優勢 (4月30日)


日経平均株価
始値  38312.66
高値  38608.17(10:53)
安値  38182.11(14:43)
大引け 38405.66(前日比 +470.90 、 +1.24% )

売買高  20億7443万株 (東証プライム概算)
売買代金  5兆6678億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅続伸、一時600円超の上昇場面も
 2.米株高受け不安心理後退、主力株中心に上値指向
 3.SOX指数6連騰受け、半導体関連の買い戻し鮮明
 4.FOMCの結果控え、買い一巡後はやや伸び悩む
 5.値上がり銘柄数8割超、売買代金5.6兆円と高水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比146ドル高と続伸した。金利上昇の一服や企業決算への期待感から買いが優勢となった。

 3連休明けの東京市場では、リスクオンの流れが強まり、日経平均株価は3万8000円大台に乗せ、一時600円を超える上昇で3万8600円台まで水準を切り上げる場面もあった。

 30日の東京市場は、終始買いが優勢の地合いとなった。前日は祝日で休場だったため、本日は3連休明けとなったが、この間に米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って続伸、投資家の不安心理が和らぎ、空売りの買い戻しなどを絡め主力株中心に上値を追う銘柄が多かった。特に米国では半導体関連株に買いが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6連騰と上げ足を強めており、東京市場もこれに追随する動きとなった。足もとで為替市場は乱高下したが円の先安期待は根強く、輸出セクターにはポジティブに作用している。明日のFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、買い一巡後はやや伸び悩んだ。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の83%を占め、売買代金は5兆6000億円台と大きく膨らんでいる。

 個別では、売買代金トップとなったソシオネクスト<6526>が大幅高に買われ、売買代金2位のレーザーテック<6920>も買いが優勢だった。日立製作所<6501>が売買代金を伴い急伸をみせ、三菱電機<6503>も値を飛ばした。住友商事<8053>など総合商社株も大きく買われた。ペプチドリーム<4587>がストップ高に買われ、プレミアグループ<7199>の上げも目立つ。さくらインターネット<3778>も物色人気に。

 半面、アドバンテスト<6857>が大幅安、オリエンタルランド<4661>も下落した。TDK<6762>も軟調。共英製鋼<5440>が値下がり率トップに売り込まれ、エムスリー<2413>も急落した。南海電気鉄道<9044>、九電工<1959>が大幅安となり、セイコーエプソン<6724>、住友化学<4005>も売りに押された。サイバーエージェント<4751>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、第一三共 <4568>、SBG <9984>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約221円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、日東電 <6988>、TDK <6762>、エムスリー <2413>、キッコマン <2801>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約190円。うち103円はアドテスト1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は空運業、パルプ・紙の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)医薬品、(4)機械、(5)輸送用機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)水産・農林業、(2)証券商品先物、(3)小売業、(4)陸運業、(5)サービス業。

■個別材料株

△中外炉 <1964> [東証P]
 今期経常56%増益・20円増配計画で自社株買いも発表。
△さくらネット <3778> [東証P]
 今期最高益・増配見通しを好感。
△ペプドリ <4587> [東証P]
 ノバルティス<NVS>とのペプチド創薬における提携を拡大。
△日精線 <5659> [東証P]
 前期経常が上振れ着地・今期は8%増益、実質増配へ。
△東自機 <6360> [東証S]
 24年3月期営業利益は計画上振れ。
△三菱電 <6503> [東証P]
 今期最終は11%増で2期連続最高益更新へ。
△アクモス <6888> [東証S]
 第3四半期営業益14%増で通期計画進捗率87%。
△プレミアG <7199> [東証P]
 25年3月期も最高益見通しで増配も。
△タムロン <7740> [東証P]
 上期業績予想を上方修正。
△北ガス <9534> [東証P]
 株式5分割と今期実質増配計画を好感。

▼じもとHD <7161> [東証S]
 前期最終損益を一転赤字に下方修正し配当も無配へ。
▼アドテスト <6857> [東証P]
 今期最終8%増益計画も市場予想を下回る。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ペプドリ <4587>、(2)三菱電 <6503>、(3)タムロン <7740>、(4)SBテク <4726>、(5)日精線 <5659>、(6)プレミアG <7199>、(7)中外炉 <1964>、(8)三益半導 <8155>、(9)さくらネット <3778>、(10)北ガス <9534>。
 値下がり率上位10傑は(1)共英製鋼 <5440>、(2)エムスリー <2413>、(3)日東電 <6988>、(4)アドテスト <6857>、(5)九電工 <1959>、(6)南海電 <9044>、(7)ニチモウ <8091>、(8)OLC <4661>、(9)北国FHD <7381>、(10)たけびし <7510>。

【大引け】

 日経平均は前日比470.90円(1.24%)高の3万8405.66円。TOPIXは前日比56.69(2.11%)高の2743.17。出来高は概算で20億7443万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1374、値下がり銘柄数は247となった。東証グロース250指数は647.40ポイント(2.79ポイント高)。

[2024年4月30日]


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