タクマ---サラでのCO2活用事例がTEPIA先端技術館に展示
タクマ<6013>は16日、サラでのCO2活用事例(トリジェネレーションによる野菜栽培)が、TEPIA(一般財団法人高度技術社会推進協会)の運営するTEPIA先端技術館に展示されたと発表。
TEPIA先端技術館は、東京都港区にある先端技術の展示施設で、より良い未来社会をつくるために解決が必要な社会的課題とその解決に役立つ最新の先端技術を、幅広い世代に体験を交え、紹介している。
今回、施設内の一部リニューアルにあたり、同社技術によるCO2活用事例が「廃棄物を活かすテクノロジー」として展示される。展示期間は2025年度末までとなる。
展示では、岡山県笠岡市で13haの半閉鎖型グリーンハウスでトマト、パプリカ、レタスの栽培・出荷を行うサラの取り組みと、その生産を支えるべくサラに納入したバイオマス発電プラントとCO2供給設備が取り上げられている。
設備では主にPKS(パーム椰子殻)等の輸入木材や、周辺地域の一般木材をバイオマス燃料として発電し、その電力の一部をグリーンハウスに供給するとともに、回収した熱を野菜栽培に必要な暖房・除湿冷房用の熱源として利用するほか、燃焼ガスから精製したCO2を野菜栽培に活用する、電気・熱・CO2のトリジェネレーションを実現している。バイオマス発電で発生するカーボンニュートラルなCO2を活用しているためカーボンネガティブを達成しており、CO2排出削減効果が高いだけでなく、CO2を安価に大量供給できるため、野菜栽培のCO2源として活用されている高価な液化炭酸ガスに代わるものとしてランニングコストの削減にも貢献している。
《SO》
提供:フィスコ