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外為サマリー:152円90銭前後の大幅な円安で推移、為替介入には警戒感も

 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=152円96銭前後と前日午後5時時点に比べ1円10銭強の大幅なドル高・円安。ユーロは1ユーロ=164円33銭前後と同50銭程度のユーロ安・円高で推移している。

 前日発表された米3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となったことからニューヨーク市場でドル円は、一時153円24銭と1990年6月以来、約34年ぶりとなるドル高・円安水準をつけた。この日の東京市場に移ってからは午前10時過ぎに一時152円75銭まで軟化する場面があったが、午後にかけて153円近辺へと値を戻した。財務省の神田真人財務官は11日「行きすぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切な対応をとりたい」と述べるなど、市場には政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶっている。今晩は米3月卸売物価指数(PPI)が発表されるほか、欧州中央銀行(ECB)理事会も開催され、その内容も注目されている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0742ドル前後と同0.0110ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。





出所:MINKABU PRESS

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