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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):有沢製、トレファク、モノタロウ

有沢製 <日足> 「株探」多機能チャートより
■有沢製作所 <5208>  1,445円  +300 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 有沢製作所<5208>がストップ高。10日の取引終了後、24年3月期の期末配当予想を25円から40円へ引き上げると発表したことが好感された。年間配当は60円となる。同時に、これまで業績連動配当として総還元性向80%以上とすることを基本方針としていた配当方針を、25年3月期から株主資本配当率(DOE)6%または総還元性向80%以上のいずれか大きい金額とすることに変更した。

■トレファク <3093>  1,601円  +174 円 (+12.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 トレジャー・ファクトリー<3093>が急反騰し年初来高値を更新。10日の取引終了後に発表した25年2月期の連結業績予想で、売上高405億6200万円(前期比17.7%増)、経常利益37億3300万円(同10.2%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当予想を前期比4円増の32円としたことが好感された。アプリ会員の獲得などの継続的な取り組みによる買い取り、販売件数の増加やインフレも背景にした販売単価の上昇などにより単体既存店売上高で前期比3%増を計画。また、国内新規出店は連結で過去最多となる30店舗、海外はタイ及び台湾で年1~2店舗ペースで出店を継続する計画で、これらにより増収増益を見込んでいる。なお、24年2月期決算は、売上高344億5400万円(前の期比22.1%増)、経常利益33億9000万円(同29.3%増)だった。同時に、昨年11月に発表した26年2月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標について、経常利益を40億2000万円から41億9000万円へ上方修正し、あわせて27年2月期の計画を策定し経常利益46億円を目指すとした。リアルの買い取り・販売拠点かつEC販売の拠点となる店舗を年間30~40店のペースで出店しリユースネットワークを拡大するほか、グループのリユース会社の収益改善により、継続的な利益貢献を実現するとしている。

■湖北工業 <6524>  2,034円  +215 円 (+11.8%)  本日終値
 湖北工業<6524>が急騰。2000円の大台に乗せて年初来高値を更新した。アルファベット<GOOG>傘下のグーグルが米国時間10日、日本と米国の間に2本の海底ケーブルを新設する計画に10億ドル(約1530億円)を投資すると発表した。NEC<6701>とKDDI<9433>が敷設に協力するという。海底ケーブル用光部品を手掛ける湖北工業に対しては、新規の受注による業績押し上げ効果への思惑から買いが入ったようだ。海洋システム事業部門で海底ケーブルの敷設を手掛けるNECも堅調に推移している。

■MonotaRO <3064>  2,008円  +207 円 (+11.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 MonotaRO<3064>が大幅に4日続伸し、年初来高値を更新した。10日の取引終了後に開示した3月度の単体の月次業績は、売上高が前年同月比6.6%増の240億3500万円だった。増収率は2月度(14.6%)を下回ったものの、営業日数が前年同月に比べて2日少ない20日となったなかで増収基調を維持した。加えて、新規顧客獲得数は9万2900アカウントと、営業日数が19日だった2月の8万3000アカウントと比べて堅調な伸びを示しており、これらを評価した買いが株価を押し上げたようだ。

■山田コンサル <4792>  1,867円  +137 円 (+7.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 山田コンサルティンググループ<4792>が続急伸。10日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が218億円から221億円(前の期比34.3%増)へ、営業利益が35億円から37億円(同28.9%増)へ、純利益が25億5000万円から28億4000万円(同34.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。コンサルティング事業において、M&Aアドバイザリー、経営コンサルティング、不動産コンサルティングがそれぞれ案件引き合い・受注が順調だったことが要因としている。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を34円から42円へ引き上げ、年間配当予想を75円(前の期56円)とした。

■コシダカHD <2157>  998円  +59 円 (+6.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 コシダカホールディングス<2157>が急伸。低価格を特長とするカラオケ店「カラオケまねきねこ」を直営で展開するが、足もと客足が伸びており、業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。10日取引終了後、24年8月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の90億400万円から92億7800万円(前期比21%増)に増額した。これを好感する形で投資資金を引き寄せている。株価面では約2カ月間にわたって900円台前半のボックスゾーンで推移しており、底値圏もみ合いによって売り物がこなれていたことから上げ足も強まっている。

■ボードルア <4413>  3,955円  +220 円 (+5.9%)  本日終値
 10日に決算を発表。「前期最終が上振れ着地・今期は15億円へ」が好感された。
 ボードルア <4413> [東証G] が4月10日大引け後(16:00)に決算を発表。24年2月期の連結最終利益は前の期比47.7%増の11.7億円に伸び、従来予想の9.9億円を上回って着地。国際会計基準に移行する25年2月期は15.4億円の見通しとなった。
  ⇒⇒ボードルアの詳しい業績推移表を見る

■コーナン商事 <7516>  4,625円  +255 円 (+5.8%)  本日終値
 コーナン商事<7516>は続伸し、年初来高値を更新した。10日の取引終了後、24年2月期の連結決算発表にあわせ、25年2月期の業績予想を開示した。営業収益は前期比6.1%増の5013億円、最終利益は同5.3%増の148億円を見込む。年間配当予想は同5円増配の100円としたほか、取得総数80万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.62%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施も公表しており、ポジティブ視されたようだ。今期は国内で37店舗、海外で2店舗の出店を計画し、期末時点の店舗数は国内と海外あわせて637店舗(前期末は598店舗)とする方針。設備投資額は新規出店や既存店の改装を中心に228億円(前期は220億円)を予定する。自社株の取得期間は4月11日から9月30日まで。

■ライク <2462>  1,773円  +93 円 (+5.5%)  本日終値
 ライク<2462>が3日続伸。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年6月~24年2月)連結決算が、売上高434億8000万円(前年同期比0.8%増)、営業利益14億5700万円(同3.0%増)、純利益9億7700万円(同11.9%増)と増収増益となり、足もとの堅調を確認できたことが材料視された。人材事業はモバイル、コールセンター業界向け売り上げが減少し苦戦したものの、保育・介護事業が伸長した。一方、食費などの上昇や人材事業における原価率の悪化、保育事業における園舎移転にかかるコストが発生し利益を圧迫したが、のれん償却費の減少により増益を確保した。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高633億円(前期比5.5%増)、営業利益44億5000万円(同24.3%増)、純利益34億5000万円(同34.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■SRAホールディングス <3817>  4,115円  +190 円 (+4.8%)  本日終値
 SRAホールディングス<3817>が大幅反発。10日の取引終了後に発表した3月度の主要子会社の月次売上高で、SRAの累計売上高が計画をやや下回ったもののほぼ計画通りで着地したことに加えて、AIT、国内子会社、海外子会社の各累計売上高がそれぞれ計画を上回ったことが好感された。


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