<注目銘柄>=Lドリンク、消費者の低価格志向が追い風
ライフドリンク カンパニー<2585>は2月8日に年初来高値6040円をつけた後下落していたが、調整一巡から再騰機運を高めている。
同社は水や茶系飲料、炭酸飲料、茶葉製品の製造・販売が主な事業。自社製品に加えて、他社PB商品受託製造を手掛けており、低価格での商品提供が強みだ。
近年では食料品の相次ぐ値上げで、消費者はより安い商品を求める傾向にあり、こうしたPB商品の需要が拡大。同社の24年3月期第3四半期累計決算でも既存工場の生産能力増強投資や23年1月に子会社化したニットービバレッジの貢献もあり、生産数量は前年同期比15%増と伸長した。これに加えて、生産数量増に対応した販売先確保やコスト増に対応した価格改定の効果もあり、営業利益は40億2900万円と、通期計画に対する進捗率88%を記録。通期では同46億円を見込むが、進捗率の高さから上振れが期待されている。
25年3月期は、引き続き消費者の低価格志向が追い風となる。御殿場新工場の稼働が売り上げ増に寄与する一方、償却費負担から増益率は鈍るとみられるものの、2ケタ増益を継続すると見る調査機関が多いようだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は水や茶系飲料、炭酸飲料、茶葉製品の製造・販売が主な事業。自社製品に加えて、他社PB商品受託製造を手掛けており、低価格での商品提供が強みだ。
近年では食料品の相次ぐ値上げで、消費者はより安い商品を求める傾向にあり、こうしたPB商品の需要が拡大。同社の24年3月期第3四半期累計決算でも既存工場の生産能力増強投資や23年1月に子会社化したニットービバレッジの貢献もあり、生産数量は前年同期比15%増と伸長した。これに加えて、生産数量増に対応した販売先確保やコスト増に対応した価格改定の効果もあり、営業利益は40億2900万円と、通期計画に対する進捗率88%を記録。通期では同46億円を見込むが、進捗率の高さから上振れが期待されている。
25年3月期は、引き続き消費者の低価格志向が追い風となる。御殿場新工場の稼働が売り上げ増に寄与する一方、償却費負担から増益率は鈍るとみられるものの、2ケタ増益を継続すると見る調査機関が多いようだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS