三井住友FGなどメガバンクが揃って切り返す、米長期金利急上昇で買い戻し誘導
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が8700円台に乗せ25日移動平均線を再び上回ったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>なども堅調な値動きをみせている。前日は機関投資家の益出しに伴う下げ圧力が表面化し3社揃って大陰線を引いたが、きょうは値ごろ感からの買い戻しが優勢となった。前日に米債券市場では長期債が売られ、10年債利回りは4.3%台前半まで急速に水準を切り上げた。米国事業を展開するメガバンクにとって運用環境の改善が期待され、株価の刺激材料となっている。また、国内金利も日銀による政策修正の動きを背景に新発10年債利回りがジリ高基調となっており、足もとで0.745%まで上昇をみせていることで、これも追い風要因となっている。
出所:MINKABU PRESS
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